毎年10月31日がハロウィンということを、今や知らない人はいないくらい、ハロウィンイベントは浸透して定着してきました。
いままでは、なんとなく仮装して皆で歩く、仮装行列のような日本のハロウィンがこのUSJハロウィンホラーナイトが変えてくれました。 |
目次
USJ・2002年のからハロウィンイベントを開催
usjはアメリカ発で2001年の開園です、ハリウッド映画をテーマにしたパークとしてスタートしました。
開園一年目1100万人の来園者から、二年目には700万人にダウンしてしまったんです。
そして、2003年には事実上の経営破綻状態まで集客は落ち込んだんです。
この状態の中でハロウィンイベントを始めても影響力はなかったでしょう。
やっていることも昼間のパレードだけで、ハロウィンとも関係ない南米のカーニバルであったようです。
当然にこのハロウィンイベントは赤字だったみたいですね。
経営破綻寸前から10年迷走がつづく
それから10年近く迷走が続いたUSJですが、今やディズニーランドをしのぐ勢いまでになっています!
その起点となるハロウィンイベントが2011にスタートします。
2010年位迄のハロウィンイベントは、ディズニーランドのテーマパーク内で、ある程度盛り上がるイベントだったのかもしれません。
日本各地でのハロウィンイベントも、仮装大会やパレードくらいだったでしょう。
ところが、2011年のUSJハロウィンイベントは今までと全然違いました。
2011年、USJ10周年記念/ハロウィン・ホラー・ナイトが大成功!
USJがいままでどこもやっていない、ハロウィンイベントを実施したんです。
その大反撃の元になる人物が、2010年6月にUSJに招かれました。
その人が来た当時のテーマパークの来場者は730万であったそうです。
USJをなんとかオープン当時の来場者に戻すべく、いろいろな手を考え少しづつ変化をしながら、迎えたオープン10周年!
2012年オープン予定のユニバーサル・ワンダーランドと、2014年に開業予定のハリーポッターの新エリア建設に、ほぼ全ての資金を投入していました。
ほとんど使えるお金もないなか、10周年のイベントを考えなければならなかったそうです。
ハロウィンの時期、10月が集客の伸びしろが最大との調査結果が
閑散期を狙わないで、伸びしろが最も高い時期を狙い、尚且つお金をかけないでイベントをやるにはなにが良いのか?
9月から10月は試験が終わる大学生が増え、加えて若い女性を中心に異様にレジャー志向が高まることも分かったそうです。
このマーケターの方はアメリカにも住んでいたそうで、本場のハロウィンイベントがも経験したいたそうです。
日本の女性は(アメリカの女性と比べると)はるかにストレスを溜めやすい、そんな社会環境に置かれているのに、「安心してストレスを発散できる手段に恵まれていない」
そのような事情も分かったそうです。
おもいっきり叫んでストレス発散できる!そんなイベントを構想!
このマーケターの方は、日本の女性も無礼講でダークなモノを楽しんで、素の自分をさらけ出し、ストレス発散できる場を望んでいるはずだと、USJのハロウィン・ホラー・ナイトを企画したそうです。
設備投資なし、ゾンビメイクをしたゾンビを何百人も雇い、夜のUFJに解き放つ。
パーク内をゾンビがうじゃうじゃ練り歩く、ホラー映画の世界ができあがり。
テレビCMも大阪地区限定で流し、2011年9月23日のハロウィン・ホラー・ナイト
本番の日がやってきたんです。
ユニバーサルスタジオジャパンがとんでもないことに!
当日の大阪駅はヒトでごった返して、電車はすし詰め、ユニバーサルスタジオジャパンのある駅は、ホームが満杯!
駅から人が何重にも重なった列が、蛇のようにとぐろをまいて、パークの入場ゲートにつながっていたそうです。
これだけ多くの女性がハロウィン・ホラー・ナイトで、「怖いけどおもしろい、楽しい」を体験したいと思ったのでしょう。
2011年9月23日~10月の来場者は、40万人以上プラスになったそうです。
ここからUSJのV字回復が始まったんです、2012年オープンのユニバーサル・ワンダーランドと2014年に開業のハリーポッターも大成功!
ハロウィン・ホラー・ナイトは毎年大成功!
ハロウィンが日本に定着したのはいつから?
じつは日本のハロウィンは、約40年くらい前から始まりました。
ハロウィンの日本への登場と流れを、時系列にご紹介します。
1983年 | ★キディランド原宿店ハローハロウィーンパンプキンパレード(イベント名)
原宿表参道歩行者天国を仮装して練り歩く。 |
1992年 | ★二子玉川ナムコ・ワンダーエッグワンダー・ハロウィン(イベント名)
スタッフの仮装、かぼちゃを使ったサプライズ演出など。 |
1997年 | ★東京ディズニーランドディズニー・ハッピー・ハロウィン(イベント名)
ゲストが仮装してトゥーンタウンに集結。 |
1997年 | ★川崎市、株式会社チッタ エンタテイメント、他多数カワサキ・ハロウィン・パレード(イベント名)
仮装パレード。 |
1998年 | ★京都府北山北山ハロウィン(イベント名)
かぼちゃのカービング、商品券500円がもらえる宝探し。 |
2002年 | ★ユニバーサルスタジオジャパンハリウッド・ハロウィーンイベント(イベント名)
ハリウッドプレミアムパレード、歩いて回るお化け屋敷(ゾンビがうろうろ)。 |
2003年 | ★東京都多摩市ハロウィンin多摩センター(イベント名)
仮装コンテスト・仮装コーナー、スポットゲーム。 |
★サンリオピューロランド★志摩スペイン村
★ヨコハマおもしろ水族館 |
こんな流れで日本にハロウィンが浸透していったのですが、最初は外国人や、マニアな人たちのの仮装パレードであり、周りはさめた目でみていたような気がします。
目立ってやっていた場所としては、東京ディズニーランドくらいでした。
ディズニーはアメリカ発なので、ハロウィンイベントもスムーズに取り入れたのでしょう。
ハロウィンイベント・ディズニーランドが地道に続けた⁉
いまでこそハロウィンは渋谷スクランブル交差点のものという印象が強いですが、それまでは、東京ディズニーランドが独自にがんばっている、というイメージが強かったです。
各地でハロウィンのイベントを始めても、全国的に浸透するには、何かが欠けていた。
仮装好きのマニアのためのイベントという感じだったのかもしれません。
ディズニーランドでは1997年からの開催ですが、10月31日のハロウィン当日限定でのイベントだったようです。
1998年の10月31日が土曜日、1999年が日曜日で、ここから少しずつ盛り上がりだしてきました。
日付けが決まっているので、曜日によって騒ぎの規模が変わってくるイベントであったようです。
2015年10月31日土曜日、ハロウィンが渋谷交差点で大フィーバー!
USJのハロウィン・ホラー・ナイトの成功から4年、2015年の10月31日土曜日、渋谷交差点が仮装した人達で大フィーバーになりました!
私は渋谷交差点のハロウィンは、USJのハロウィン・ホラー・ナイトを経験した人が、
10月31日だけは自分がゾンビになったり、仮装してストレス発散したい!
そんな気持ちで集まっているのじゃないかと思います。
川崎のハロウィンは仮装してカーニバルのように、練り歩くだけ。
これでは、どうもあまり面白くない、自由に街を動きハロウィンを楽しむ、そんな楽しみ方が良いですね。
東京は色々な地域から人が集まっています。
都内でもお祭りはあるんですが、なんか地元ではないので入りずらいでよね。
その点、ハロウィンなら海外の人も、地方から来ている人も、地元の人も関係なく楽しめます。
そんな気軽さがハロウィンが定着してきた原因じゃないでしょうか?
一日だけでもはっちゃけて、気分転換しましょう。
2022年10月31日は月曜日です、コロナ感染が落ち着いているとは思えないので、密にならないように、楽しむようにしましょう。
まとめ
日本ハロウィンは、キディーランド原宿店から始まり、
ディズニーランド、川崎ハロウィン、サンリオピューロランド等、毎年実施しています。
USJも2011年のハロウィン・ホラー・ナイトの大成功から、業績がV字回復し、ディズニーシーの来場者を超える勢いです。
今年は鬼滅の刃のアトラクションもオープン予定なので、ますます楽しいパークになりそうですね。