シュタイナー教育は、ルドルフ・シュタイナーが提唱した「芸術教育」(独: Erziehungskunst )としての実践であるヴァルドルフ教育を、日本で紹介する際に名付けられました。
この教育は子供が「自由な自己決定」を行うことができる「人間」となるための「出産補助」であるという意味で、「一つの芸術」であると考えられています。
シュタイナー教育の特徴は
子供たち一人一人がユニークな個性を持って生まれてきます。
そして、その個性を世界と調和させて生きたいと願っています。
知的な経路を通じた学習は教育のほんの一部に過ぎず、
感情や意志に働きかける総合芸術としての教育を構想しています。
芸術となった教育により、すべての子どもに共通する心身の発達プロセスを適切に整え、
その上でひとりひとりのまったく異なる個性をそのプロセスの中に調和的に導き入れます。
シュタイナー教育は、1919年にドイツ南部ヴュルテンベルク州シュトゥットガルトに初めて学校が開かれました。
シュタイナー教育(またはウォルドルフ教育)の起源は、20世紀初頭のヨーロッパの文化的・社会的背景にあります。この教育法を提唱したルドルフ・シュタイナーは、オーストリア生まれの哲学者であり、アントロポソフィー(人智学)という精神的な哲学の創始者でもあります。
シュタイナーがドイツでウォルドルフ学校を開設する背景には、以下の要因が考えられます:
- 社会的背景: 第一次世界大戦後のドイツは、社会的・経済的に大きな混乱を経験していました。戦後の再建の過程で、新しい教育の形が求められていた。シュタイナーの教育方法は、人間の全面的な発展を目指すものであり、この時代のドイツの社会的要求に応えるものでした。
- エミル・モルトの依頼: シュタイナーが最初のウォルドルフ学校を設立するきっかけは、ウォルドルフ=アストリア・タバコ会社の経営者であるエミル・モルトからの依頼によるものです。モルトはシュタイナーの思想に共鳴し、彼に工場の労働者の子供たちのための新しい学校を設立するよう依頼しました。
- シュタイナーの活動: 1910年代後半から1920年代にかけて、シュタイナーはドイツで多くの講演を行っていました。彼の思想はドイツでの影響が増しており、その中で教育に関する彼の考えが注目を集めていました。
以上のような背景により、シュタイナー教育は1919年にドイツのシュトゥットガルトで始まりました。その後、シュタイナーの教育哲学は世界中に広がり、多くの国でウォルドルフ学校が設立されることとなりました。
引用シュタイナー教育の起源
その後、第二次世界大戦後にその数を増やし、
20世紀末時点で世界全体で約780校の姉妹校があります。
シュタイナー学校は発祥の地ドイツで最も数が多く、次いでアメリカが多いです。
シュタイナー教育の実践方法は
1.環境を整える:シュタイナー教育では、子供が安心して成長できる環境を提供することが重要です。これには、自然素材のおもちゃや手作りのおもちゃを提供することが含まれます。
2.生活リズムを意識する:シュタイナー教育では、子供の生活リズムを整えることが重視されます。これには、毎日同じスケジュールを繰り返すことが含まれます。
3.親子で手仕事にチャレンジする:シュタイナー教育では、親子で手仕事に取り組むことが推奨されます。これにより、子供は手足をたくさん動かす体験を積み重ねることができます。
4.年齢に応じた教育:シュタイナー教育では、人間の成長を7年周期で見ていきます。
0歳〜7歳は、からだをのびのび動かすことで意志の力の土台を育む時期。
7歳〜14歳は、豊かな感情を育む時期。
14歳〜21歳は、思考力を養う時期として考えられています。
5.テレビや勉強より、手足をたくさん動かす体験:シュタイナー教育では、幼児期は健康な「からだ」を作ることが一番大切な時期だと提唱されています。そのため、テレビや勉強よりも手足をたくさん動かす体験を重視します。
日本にあるシュタイナー教育学校
日本にはいくつかのシュタイナー学校が存在します。以下にその一部をご紹介します:
1.北海道シュタイナー学園いずみの学校:北海道虻田郡豊浦町字東雲町83-2に位置しています。
2.東京賢治シュタイナー学校:東京都立川市柴崎町6-20-37に位置しています。
3.シュタイナー学園:神奈川県相模原市緑区名倉2805-1に位置しています。
4.横浜シュタイナー学園:神奈川県横浜市緑区霧ヶ丘3-1-20に位置しています。
5.愛知シュタイナー学園:愛知県日進市折戸町笠寺山42-13に位置しています。
6.京田辺シュタイナー学校:京都府京田辺市興戸南鉾立94に位置しています。
7.福岡シュタイナー学園:福岡県福岡市南区長丘3-10-29に位置しています。
これらの学校は、シュタイナー教育の理念を基に、子供たち一人ひとりの成長を見守りながら教育活動を行っています。
詳しくは各学校のウェブサイトをご覧ください。
シュタイナー学校では、一貫教育のカリキュラムが実践されています。具体的には、以下のような学びが行われます。
シュタイナー学校、一貫教育のカリキュラム
1.エポック授業:基本科目(国語・算数・理科・社会など)は、毎朝1時間45分を使って、3週間前後ひとつの科目をじっくり学びます。
同じ科目のまとまった学びは年に数回あり、たっぷり浸って学んだ後は、しばらく休んで別の科目に入ります。
2.専科の学び:シュタイナー学校のカリキュラムは、「エポック授業(主要な学び)」と「専科の学び」で構成されています。専科の学びには以下のようなものがあります:
◎外国語(英語・ドイツ語) ◎音楽 ◎体育 ◎オイリュトミー:音と言語を、体の動きで表現するシュタイナー教育独自の芸術教科です。 ◎手仕事 ◎木工 ◎美術 ◎園芸 |
これらの教育内容は、子供たち一人ひとりの成長と発達段階に合わせて設計されています。
シュタイナー教育は、オーストリアの哲学者ルドルフ・シュタイナー博士が20世紀初頭に提唱した教育法で、子どもの個性と自由を尊重し、多様な能力を育むことを目的としています。
シュタイナー教育の基本理念は、子ども一人ひとりの個性を尊重して、能力を最大限引き出すことだとされています。
テストなどで成績を評価するのではなく、身体的・精神的・芸術的な面でも子どもの成長を促すことが教育理念です。
シュタイナー教育では、教育そのものが総合芸術であるという思想が根幹にあります。
また、シュタイナー教育は一人ひとりの個性を尊重し、個人の持つ能力を最大限に引き出す教育です。
シュタイナー教育では、人間は4つの構成体で形作られていると言われています。
それらは物質体(0歳に生まれる)、生命体(7歳ごろに生まれる)、
感情体(14歳ごろに生まれる)、自我(21歳ごろに生まれる)です。
また、シュタイナーの考えでは、人間は7年ごとに節目が訪れると言われています。
7歳までを「第一・七年期」、次の14歳までを「第二・七年期」、
21歳までを「第三・七年期」と呼びます。
さらに、シュタイナーは気質を4つのタイプに分けました。
それらは胆汁質、憂鬱質、粘液質、多血質です。
以上がシュタイナー教育の基本的な理念と特徴です。
この教育法は国連教育科学文化機関(UNESCO)によって人道的で差別のない教育手法として認められており、日本でもいくつかの教育機関で採用されています。
現在の日本は詰め込み教育の知識偏重だった教育から、
より創造性を伸ばす教育へと移行することを目指しています。
しかし、まだまだ未完成の状態のようです。
日本の教育制度の特徴、詰め込み教育の理由
日本の教育制度は、試験の点数を上げるために詰め込み教育が行われることがあります。
これは、生徒が大量の情報を覚えることで、様々な知識を持つことができるからです。
特に、「歴史」や「語学」のような暗記科目では、この方法が有効とされています。
また、日本の教育制度は150年以上も変わらないとされています。
これは、日本がさまざまな分野で西洋の制度など諸外国のさまざまな制度を取り入れて発展してきた一方で、教育においてはほとんど変わっておらず、クラス全員に合わせるという集団教育の平均的な授業が現在も続いているからです。
しかし、詰め込み教育には問題点も指摘されています。
例えば、「テストを過ぎたらすべて忘れる」(『剥落学力』と呼ばれる)といった成績のための暗記が一般的になったことが挙げられます。
これは、個人の得意な分野を伸ばして、その才能を開花させることが難しく、これからますます変わっていくであろう社会の構築に向けて問題点になるとされています。
1980年待つから始まった「新しい学力観」とは
- 新しい学力観とは、自ら学ぶことの大切さや、自発的な思考力を重視した学力観のことです。これは、知識基盤社会において求められる資質・能力を育むための考え方です。
- 新しい学力観を実現するために、新学習指導要領では「生きる力」という理念が掲げられました。「生きる力」とは、「知・徳・体」のバランスのとれた力であり、確かな学力、思考力・判断力・表現力等、学びに向かう力・人間性等を含みます。
- 新学習指導要領では、教育内容や学習過程を見直し、言語活動や理数教育、伝統や文化に関する教育、道徳教育、体験活動などを充実させました。また、主体的・対話的で深い学び(アクティブ・ラーニング)の視点から授業改善を進めました。
- 新学習指導要領は、2020年度から小学校で、2021年度から中学校で、2022年度から高等学校で全面実施されています。
詰め込み教育はよくないと言われ、「新しい学力観」に変わったのに、
それ以前の日本の45歳から54歳の学力は世界一と言われています、
この年代は「新しい学力観」が提示される1980年代末より前の教育を受けています、これは何故なのでしょうか?
日本の45歳から54歳の学力は世界一⁉
それでも、日本の教育制度は海外から高く評価されており、
「45歳から54歳までの学力は世界一」と言われています。
「45歳から54歳までの学力が世界一」と言われる理由は、日本の教育が創造性を伸ばすものであったことを、大人を対象とした国際的な調査「PIAAC(ピアック)」のデータが示しているからです。
この世代は、「新しい学力観」が提示される1980年代末より前の教育を受けています。
それにもかかわらず、少なくともPIAACで計測される創造性に関しては参加38カ国中で1位なのです。
また、日本の教育は海外から高く評価されており、特に日本の数学の授業は、アメリカとドイツに比べて質が高いとされています。
これらの結果から、「45歳から54歳までの学力が世界一」と言われています。
これらの事実は、見た目に騙されず、子どもたちの頭の中もちゃんと「アクティブ」になる教育が必要であることを示しています。
新しい教育手法を無批判に取り入れるのではなく、教育現場の現実から学ぶべきだという意見もあります。
新しい教育手法を無批判に取り入れるのではなく、
教育現場の現実から学ぶべきだという意見もあります。
これらの観点から見ると、詰め込み教育は一面的な問題ではありますが、
その背後には長い歴史と社会的な要請が存在していることを理解することが重要です。
日本の教育制度の問題点
日本の教育制度には、詰め込み教育以外にもいくつかの問題点が指摘されています。以下にその一部をご紹介します。
1.画一的な教育:日本の教育制度は、クラス全員に合わせるという集団教育の平均的な授業が現在も続いています。
これは、個人の得意な分野を伸ばして、その才能を開花させることが難しく、これからますます変わっていくであろう社会の構築に向けて問題点になるとされています。
2.教員の長時間労働:日本の教員の長時間労働は、長年問題視されているものです。
月曜から金曜まで毎日平均12時間も働く教員は多いとされ、教員同士の雰囲気も悪く、ギスギスとした職場も少なくありません。
3.厳格な校則:日本の学校の教育現場における校則は厳しく、髪型や服装など細かなルールが決められていることが多いと言われています。
行き過ぎた厳格な校則は、子供の個性を抑制しているという厳しい意見も多く、日本の学校の校則問題は、これからの社会に向けて、教育現場での新たな課題であると言えます。
4.教育格差:地域や家庭環境によって教育環境が大きく異なり、子供たちが等しく質の高い教育を受けられる環境が整っていないという問題もあります。
以上が日本の教育制度における主な問題点です。
これらの問題を解決するためには、教育制度自体の改革だけでなく、
社会全体で子供たちを支える環境を整えることが求められます。
日本の教育制度はどのように変わっていくべきか
1.個々の学習者のニーズに対応する:教育制度は、学習者一人ひとりの学習スタイルや能力、興味に合わせて柔軟に対応できるようにすることが求められます。これには、個別指導や能力別クラス分け、興味に基づく選択科目などが含まれます。
2.教員の働き方改革:教員の過重労働は長年の問題であり、これを解消するための取り組みが必要です。これには、教員の職務範囲の見直しや、アシスタント教員の配置、ICTツールの活用などが考えられます。
3.生涯学習の推進:現代社会では、一度学んだ知識だけで一生を過ごすことは難しくなっています。そのため、学校教育だけでなく、社会全体で生涯学習を支える仕組みを整備することが重要です。
4.教育機会の均等化:地域や家庭環境による教育格差を解消するためには、質の高い教育を受けられる環境をすべての子供に提供することが求められます。
これらはあくまで一般的な観点であり、具体的な改革策は各国や地域の文化、社会状況により異なります。また、これらの改革を実現するためには、政策立案者や教育関係者だけでなく、社会全体での理解と協力が必要です。
新しい学力観が始まって
新しい学力観が始まって35年が経ちました、この教育制度が始まってから、
小、中、高、大と進んでいった30代~40代前半の人たちは、
能動的に考え、主体的に動けるようになったのでしょうか?
新しい学力観で学力低下、受動的行動も変わらず
新しい学力観が始まってから35年が経ち、その間に小学校、中学校、高校、大学と進んできた30代から40代前半の人々が、能動的に考え、主体的に動けるようになったかどうかは、個々の人々の経験や環境による部分も大きいです。
新しい学力観は、自ら学ぶ意欲や思考力、判断力、表現力などの資質や能力を重視する学力観を目指しています。
そのため、この教育方針に基づいて教育を受けた人々は、自分自身で考え、行動する能力を養う機会が増えたと言えます。
しかし、新しい学力観が提起されてから現在までの間には、教育現場や社会環境も大きく変化しています。
そのため、新しい学力観が始まってからの30代~40代前半の人々がどの程度能動的に考え、主体的に動けるようになったかを一概に評価することは難しいです。
また、新しい学力観に対しては、「基礎・基本を軽視しているため、学力低下の原因となっている」「関心・意欲・態度の客観的評価は困難で、授業での挙手回数などの形で関心・意欲・態度を測ることになり、新たなゆがみを生んでいる」などの批判も生まれています。
したがって、新しい学力観が始まってからの30代~40代前半の人々がどれだけ能動的に考え、主体的に動けるようになったかは、個々の人々の経験や環境だけでなく、教育制度や社会環境の変化も考慮する必要があります。
ハッキリ言って、学校教育だけでは能動的に動ける子供たちを育てるのは無理のような気がする。
そこで、注目したいのが公文式です。
通っている子供さんがいる方にはお判りになるかと思いますが、
学校教育で抜けている部分を補い、子供たちの能力を大きく伸ばすことに成功しています。
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公文式とはどんなとこ
公文式は、子供たちが自分のペースで学び、自分の力にあった教材を解き進めることで、学ぶ楽しさとできる喜びを育みながら学力を高める教育法です。
また、公文式では、子供たちが自分の能力の範囲でできる問題だけに取り組む学習の段階だけではなく、その子どもの学力の向上に合わせて、少しずつ難易度の高い教材にチャレンジさせていきます。
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公文式と新しい学力観の関係
これらの特徴は、新しい学力観が重視する「自ら学ぶ意欲や思考力、判断力、表現力などの資質や能力」と一致しています。
したがって、公文式は新しい学力観に基づいた教育法と言えます。
ただし、公文式も新しい学力観も、それぞれが持つ独自の特徴や強みがあります。
公文式は個々の子供の能力や進度に合わせた個別指導を重視しています。
一方、新しい学力観はより広範な視点から教育を捉え、子供たち一人一人が自らのよさや可能性を発揮して様々な対象に進んでかかわり、自分の課題を見付け、主体的に考えたり、判断したり、表現したりして解決するような学習活動を積極的に展開し、それを適切に支援していくことを目指しています。
したがって、公文式と新しい学力観は互いに補完しあう関係にあると言えます。
公文式は新しい学力観が目指す教育の実現に貢献する一方で、新しい学力観は公文式の教育実践をより広範で深い視点から理解するための枠組みを提供しています。
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新しい学力観と公文式に行けない子どもとの教育格差
公文式学習法は、子ども一人ひとりの学力に合わせて学習していく、個人別の学習法であり、早い時期から自分で学び、「高い学力」と「自分で学ぶ力(自学自習力)」をつけていくという特長があります。
一方で、新しい学習指導要領では、「個に応じた指導」を一層重視し、指導方法や指導体制の工夫改善により、「個に応じた指導」の充実を図るとともに、情報手段を活用するために必要な環境を整えることが示されています。
しかし、すべての子供が公文式に行けるわけではないため、教育格差が生じる可能性があります。
実際に、三井住友フィナンシャルグループは公益社団法人チャンス・フォー・チルドレンおよび公文教育研究会と連携し、子どもの教育格差の解消に向けて取り組むことに合意しています。
また、公文教育研究会も貧困層の子どもたちへ持続可能な教育支援ができるよう取り組んでいます。
したがって、公文式と新しい学力観は補完しあう関係にありますが、教育格差の問題は存在します。
これらの問題を解決するためには、社会全体での取り組みが必要です。
教育格差は子供たちの将来に大きく影響します。
それは収入格差にもつながってくるでしょう、これって大きな問題ですよね。
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公文式以外に私がおすすしたい、教育方法があるのでご紹介します。
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成功者に共通している、 非認知能力(EQ)の高さとは?
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認知能力 非認知能力
覚えるだけから、 思考する学習へ。非認知能力を高める STEAM教育
非認知能力(EQ)といわれるスキルはSTEAM教育の得意とするところです。なぜなら、従来の暗記やワークシート等、覚えることを中心とした学習法と比べて、STEAM教育は答えがひとつとは限りません。なぜ?どうして?と、自らの頭が考えることが必要なので、思考や検証をしていく過程で問題解決力や忍耐力、精神力など、非認知能力(EQ)が高まります。
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STEAM教育のもうひとつの良い点は、科目の枠を超えて学ぶことで、物事を色々な側面から考えることができること。「数学の理論ではこうだけれど、実験してみたらこんな感じになるんだ」など、思いがけない発見にワクワクしたり、指先をつかった作業に没頭することで集中力が高まり、学ぶ意欲がアップ。最後までやり抜く力を伸ばすなど、大人になって社会に出てからも役に立つ実践的なスキルが向上します。
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学習効果も期待できる!?
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世界の教育制度
世界各国の教育制度は、その国の文化、歴史、社会状況などにより大きく異なります。以下に、いくつかの国の教育制度の特徴をご紹介します:
1.アメリカ:アメリカでは、教育制度は州ごとに異なります。初等・中等教育は合計12年ですが、それぞれの年数が異なり、8-4年制、6-6年制、5-3-4年制など自由な風潮が伺えます。
2.イギリス:イギリスでは通常6年制の初等教育があり、5歳から7歳を対象とする前期2年 (インファント)と7歳から11歳のための後期4年 (ジュニア) とに区分されます。
3.フランス:フランスでは就学前教育として小学校付設の幼児学級で行われ、2〜5歳児が対象です。
4.ドイツ:ドイツでは初等教育は4年間で、その後中等教育が5〜9年間続きます2。
5.中国:中国では初等教育は6年間で、その後中等教育が3年間続きます。
これらはあくまで一部の例であり、各国の教育制度はさまざまな要素によって形成されています。詳しくはこちらやこちらをご覧ください。
まとめ
シュタイナー教育と日本の新しい学力観の共通点や問題点について記述してきました。
詰め込み教育が全て悪いわけではないようです、基礎学力としてはこのような方法も必要なのかもしれません。
日本人は受動的な考えの人が多く、いまの学校教育も先生からの一方通行の教育が多いのではないでしょうか。
自分で考え能動的に動ける人間を育てるために、「新しい学力観」が始まったのですが、
まだ成果が出ていないようです。
社会全体が少しずつ受動的な生き方から能動的に行動するように変わる必要があるのかもしれません。
大人たちがそのような考え方を子供たちに見本として見せ、初めて子供たちが能動的な行動と生き方ができるようになるのでしょうか。
多様化する国際社会のなかで、生きていくためにも変化する必要が迫ってきています。