コロナの影響で旅行業界失職が相次いでいます。 こんなニュースも流れていました。 「世界の旅行業界で今年1億7400万人が失職も、新型コロナが大打撃を与えた!」 |
世界の旅行業界が崩壊の危機に!
新型コロナウイルスの世界的大流行が及ぼす打撃によって、世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)の最新見通しでは、
旅行・観光業界の今年の失職者は1億7400万人に上る可能性があるとの発表がありました。
WTTCは追加支援がなければ「完全崩壊」すると危機感を示しています。
日本ではGO TOトラベルが始まって多少は盛り返してきていますがまだまだです。
7月~9月の間に1万4,000人の従業員が業界を離れると予想されているそうです。
米国では観光業だけで1700万人が失業の危機にさらされていて、
これが不動産、消費、行政サービスに波及しかねない状態です。
旅行業界の雄、星野リゾートは?
星野リゾートは、新型コロナウイルスの影響で、国内外に運営する42施設のうち7施設を休館、
3月から6月に開業を予定していた5施設の延期を決定したそうです。
緊急事態宣言下の4月と5月の売上は8~9割減だったそうで、需要に合わせて社員の一時帰休も行ったそうです。
それでも、同社代表・星野佳路氏は「必要以上に悲観的になってはならない」と、危機対応にあたっています。
時代のながれとユーザーの需要を的確にとらえて拡大を続けてきたのが星野リゾートです。
その成長を引っ張ってきた星野氏は、観光産業にとって未曽有の危機を迎えている今、
何を考え、行動しているのでしょうか?
コロナ以前にすぐに戻ることは考えられません、保養目的の“ご近所観光”から戻ると予想しています。
星野氏はコロナ禍の旅行はマイクロツーリズム(地元での観光・旅行)を提唱しています。
地元での観光・旅行とは、保養目的で行く滞在型旅行です。
星野氏の原点である軽井沢の場合、
当時、東京からの旅行者が訪れていたのは夏場がほとんどでした。
ほかの時期は農閑期の関係団体などが地元から来て保養滞在をしていたそうです。
上げ膳据え膳で、地元にない食材で作られた豪勢な料理を楽しみ、
日ごろの疲労を癒す滞在であったそうです。
日本には、そういう旅行者の素地があり、
対応可能な施設があるので、自粛に疲れた人々が最初に目指すのは、こうした旅とみています。
たしかに、コロナ禍では巣ごもり状態が続いていて、自宅からちょっと離れたところで、
ストレス発散の小旅行がいいかもしれませんね。
日帰りできる距離に旅行に行きそして泊まり、日常とは違う環境に自分をおくことで、
気持ちがリフレッシュできますね。
温泉なんか良いかもしれません。
私も小旅行に行って、家族のストレス発散にもつなげたいと思います。
そんな旅行が旅行業の人たちの雇用に少しでも役に立つんじゃないでしょうか。