トントン汁っていつから始まったんでしょうか?誰がつくったの? |
前橋のとんとん汁と言えば今ではコンビニでも売られ、
結構有名な地元グルメの商品になっています。
でもその生まれた馴れ初めってあまり知られていないんじゃないでしょうか?
そそでこの記事では、前橋tonton汁はどうやってできたのか起源を調べてみました。
トントン汁は?【 前橋tonton汁は地産地消】
群馬県は全国有数の豚肉生産量を誇り、県内で飼育されている銘柄豚だけでも8種類に上るそうです。
なんと年間の豚肉生産額は300億円を超える勢い。
しかし、消費量はというと、、全国で25位なんだとか。
全国で有数の豚肉の生産がありながらこの消費量の低さは何とかしないとダメだろう。
その頃の前橋は「前橋市内にトンカツやソースカツ丼など豚肉を使った料理を出す店は多いが、豚肉を使った名物料理はなかったそうです。
そこで、前橋で結婚式場やレストランを経営しているスワン社長、萩原康充さんが音頭をとり、所属する「ようこそまえばしを進める会」を巻き込んで
豚肉を使った料理でなんとかならないか?
そんな思いで始まったそうです。
そこで考え出されたのが前橋tonton汁。



そうなんですね、豚肉生産量は凄いのに、
消費量がすくなかったんですね。
そこで名物のトントン汁が開発されたわけなんだ♪
トントン汁は家庭でも作れるものはないかと考え、豚汁をアレンジ!
新しい豚汁を色々試行錯誤し模索したそうです。
新しい豚汁は群馬県産の豚肉のほか、地産地消を意識して前橋市の特産物のひとつであるキノコ、小麦粉なども材料に加えたそうです。
実際にレシピの開発に取り組んだのは萩原さんに声をかけられた、
同市内の西洋料理、日本料理、中華料理などの料理人9人。
試作を繰り返し2007年1月、キノコをバターでソテーする、
ミートボールを加える、小麦粉を練って作る「ねじっこ」を入れる、
合わせみそで味を付けるなど、料理のジャンルをまたいだ、
オリジナリティーあふれる豚汁のレシピが完成したんだそうですよ!



西洋料理、日本料理、中華料理などの料理人9人が
アイデアを出し合ってトントン汁てできたんですね( ゚Д゚)
これは美味しいわけだ!
できあがった「tonton汁」のレシピーが公開されると、市内の飲食店や企業が
メニュー加えたほか、なんと学校給食にもなったようです。
トントン汁はコンビニでも売り出された!
「ローソン」「セブンイレブン」などのコンビニチェーンも「tonton汁」や「tonton汁うどん」を次々と発売。
そして今や前橋市で開催されるイベント会場では欠かせない露店メニューになったそうです。
いまや知名度もあがり「TONTONのまち前橋」と豚肉料理を提供する店が
ドンドン増えてきて前橋=tonton(豚肉料理)が定着したそうです。
またこの『tonton汁』という名は豚=トンとベタな印象と思われがちなんですが、萩原社長いわく、実は隣人を気遣うノックの音、
心の扉をノックする音をモチーフに地域の連携を意識したネーミングなんだそうです。
地域の連携により地域の成功、その思いが心の気遣い「とんとん」なのかもしれません。
このこの気遣い忘れたくないこころですね。
トントン汁の簡単レシピ
★さて続いて『tonton汁』簡単レシピです!
家で作ってたべてみましょう( ^^) _U~~
材料10人分
豚バラ肉・・・・・150g 玉ねぎ・・・・・・150g(1個) ジャガイモ・・・・150g(2個) 里芋・・・・・・・150g(2個) 大根・・・・・・・150g 人参・・・・・・・100g(小1本) こんにゃく・・・・100g ごぼう・・・・・・100g(小1本) いんげん・・・・・30g しいたけ・・・・・8粒(1パック) えのき・・・・・・1/2袋 本しめじ・・・・・1/2袋 えりんぎ・・・・・50g(小1本) 厚揚げ・・・・・・1/2丁 ねぎ・・・・・・・50g(1/2本) しょうが・・・・・50g(1粒) | ねじっこ・・・・・100g(10粒) 豚のつみれ・・・・100g(10粒) (分量の詳細は右を参照) 出汁・・・・・・・2リットル 合わせ味噌・・・・130g (白地味噌120g、赤地味噌10g) 料理酒・・・・・・35cc 旨味調味料・・・・少々 バター・・・・・・15g 七味・・・・・・・適量 みょうが・・・・・小3粒 (トッピング) | ○ねじっこ 地粉・・・60g 水・・・・40cc 塩・・・・2g 白ごま・・5g ○豚のつみれ ひき肉・・60g 人参・・1/5本 ねぎ・・1/5本 玉ねぎ・1/6個 しょうが4g 鶏卵・・1/2個 塩・胡椒・少々 片栗粉・・少々 |
作り方
- 豚バラ肉はブロックを作取りし薄切りにする。後に熱湯でサッと茹でこぼし冷水にとる。
- 玉ねぎは外皮を剥いて縦半分に割り一口角に切る。ジャガ芋は皮を剥いて、やや大きめにカットする。大根・人参は皮を剥いて短冊に切り、こんにゃくは厚みを揃えて鹿の子に包丁目を入れ短冊に切る。ごぼうは皮を剥いて小さめの乱切りにして水にさらす。里芋は六角に剥いて縦4つ割りにする。いんげん、ねぎは1cm位に切り、しょうがは皮を剥いて薄切りにしておく。キノコ類は各々を適宜カットする。厚揚げは短冊に切り油抜きする。
- ジャガイモ、里芋、大根、人参、こんにゃく、ごぼうを固茹でする。
- 分量の出汁に固茹で具材と豚バラ肉を入れる。ひと煮立ちしたら、キノコ類をフライパンでバター炒めし、上がりに料理酒を振って具材鍋に移す。さらに玉ねぎ、しょうが、ねじっこ、つみれを加えて煮る。
- 具材がやわらかくなったところで合せ味噌を半量溶き入れ、料理酒、旨味調味料で味を整え約15分ほど煮て、残りの合せ味噌を溶き入れて仕上げる。《ねじっこ》
地粉を容器に入れ、水、塩、白ごまを加えて、うどん粉をこねる要領でこねあげる。バット等に粉を振って、10gほどにちぎりながら丸にして置きます。沸騰した湯に入れて湯がき、冷水に移してからザルに乗せて水気を切る。《豚つみれ》
人参、ねぎ、玉ねぎ、しょうがをみじん切りにしてボール容器へ移し、ひき肉、鶏卵、塩・胡椒を加えて良く練る。沸騰した湯に入れて湯がき、つみれが浮いてきたらすくって冷水に取る。ザル等に乗せて水気を切っておく。
ポイント
- 豚肉との相性が良いキノコ類をバターソテーすることによって、さらに美味しさが引き出される。
- 豊富な具材は形良くカットし、10種類以上の食材が摂取され健康にも良い。
- 合わせ地味噌を使用し、ひと味違った元祖まえばしtonton汁を楽しむことができる。また、季節により合わせ味噌の配合を変えると美味しさも格段によくなる。
- トッピングにバリエーションをつけるとさらに美味しくいただける。
栄養
- エネルギーは約220キロカロリーと、具だくさんの割合に低くなっています。良質の脂肪摂取がとれ消化吸収も良く、1日に必要な食物繊維の3分の1を摂取することができます。
まとめ
前橋トントン汁の起源をご紹介してきました。
トン汁のアレンジから始まって、オリジナルなトントン汁が開発さたわけですね。
作り方も簡単です、家庭で是非作ってみましょう。