男性の産休はいつからとれるんでしょうか?育児休業の申請方法は企業によって異なりますが、一般的な流れを簡単にご紹介します。 まずは、育児休業開始予定日の1カ月前までに、勤務先に対して育児休業の取得を書面で申し出ます。その後の育児休業給付金の申請に必要な書類の作成や提出などは、原則会社が本人の代わりに進めてくれます。 |
男性の産休は休みやすい雰囲気がカギ!
政府による育児休業促進策がまとまりました。
子供が生まれた直後に休みやすいようにする「男性版産休」の特例と、
企業側からの取得働きかけ義務化が柱であるようです。
しかし実際には、「仕組みが分かりづらい」との不満もあるようです。
男性の産休取得率/厚労省によると産休取得率は?
厚生労働省の発表による2019年の産休の取得率は?
◇女性・・・・83.0%
◇男性・・・・7.48%
諸外国に比べ、期間と給付額がかなり恵まれているにもかかわらず男性の取得率はかなり低いです。
これは当然でどんなに政府が規則を決めようが、男性にとって産休が取得しやすい環境に、雇い主がわが改善しようとはしていないからです。
仕組みが複雑すぎることもあるので、企業が周知や事務の手間がかかり二の足をふんでいるかんじです。
もっと仕組みをシンプルにして、企業側の事務処理や手間の負担をすくなくして、会社側から取得側に積極的に声掛けできるようにしなければ、男性の産休取得は増えないと思います。
男性の独身者も30代~40代で多いですから。自分から育児休業はなかなか言い出しにくいのが現状ではないでしょうか。
人員不足で悩んでいる中小企業ではほぼ不可能な「男性育休促進策」ですね!
男性の産休・働き方改革で仕事と育児の両立は?
仕事と育児の両立に積極的な企業も増えてはきているようです。
2020年イクメン企業の表彰を受けた高知市の機械メーカー「技研製作所」は、
8割以上が男性なんだそうです。
製造業でしかも社員の8割が男性!普通なら産休なんか取れない環境ですよね。
やはり当初は育児の為に休むという文化はほぼ無かったようです。
しかし、社内アンケートを取ると、男性社員の2/3が取得を希望していたとか。
まぁほとんどの企業はこんな状態だと思います。
雇い主側と従業員の意識のずれがあるんですよね。
ただイクメンで表彰される企業は改革しようとしたんですね。
これができるかできないかで男性の産休の取得率は格段と違ってくるんです。
技研製作所さんは社内プロジェクトを立ち上げ、取得しやすい雰囲気の醸成や収入面の不安の解消に力を入れた結果。
なんと、1年で0%➡30%まで上昇したそうです。
サブマネージャーの横川三紀子さん(36)が次のようにおっしゃっています。
「男性社員も育休取得が普通になるには、上司が部下に『産休取らないの?』と働き掛けることが大切だ」と語っています。
そうなんですよね、会社の上司から言わない限り産休をとるなんてなかなか言えないのが現状じゃないでしょうか。
私の知り合いが勤務している食品工場なんか、産休どころか有給すら取れないそうです、取ろうとすると白い目で見られるとか。
ある従業員が仕事中のケガ(骨折)をした時は、「労災は使わないでくれ」とか言われたそうです。
しかも3日しか休みも取れず即仕事に復帰させられたとか。
こんな会社は日本中にイッパイあると思いますよ。
隠れブラック企業は産休なんか間違っても取得できないでしょう。
男性の産休を取りやすくする仕組みは?
東レ経営研究所の特別研究員、渥美由喜さんは次のようにお話しています。
「家庭によって必要な休み方や時期は異なります」
「男性版産休のように期間を区切った特例をもうけるよりも、最長2歳までとなっている取得期限を延ばしたほうが利用は進む」といっています。
その上で、休業中の短時間勤務の導入や、日数単位で細かく産休を取れる制度といった多様な選択肢を用意することが、最終的に男性産休取得につながると強調しています。
さぁ、赤ちゃんが生まれてくるパパさん、あなたはどんな行動をおこしますか?
会社側が少しでも産休取得に理解があるなら取るようにしたら良いじゃないでしょうが。
会社側が無理解なら、「諦めますか・・・・」現実は厳しいですヨネ(-_-;)
まとめ
男性産休について簡単にお話してきました、子どもが生まれた時は男性でも一緒に時間を過ごしたいと思うのは当然です。
奥様だけに育児の負担をかけさせるのではなく、男性も生まれたばかりの我が子と関わりたいと、
ほとんどの男性は思っているんじゃないでしょうか。
周りに気兼ねなく産休が取れるようになれば良いなと感じています。