4月(卯月)行事や風習ってなに?入学式やその他日本のしきたりがありますよ。

写真雑学
4月(卯月)卯の花が咲く頃という意味である「卯月」。初夏を感じさせる花です、

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卯の花、ウツギの花

この時期は「花冷え」とも言われていて、夜の空気はまだまだ冷たい季節です。

4月は年度の初めであり、入学式や入社式などの行事がありますが、それ以外にも

色々あるんですよ、そんな行事や風習をご紹介します。

4月の上旬から桜前線が北上してきます、それにつられて多くの花が咲き誇り、

月末からは行楽シーズンに突入していきます。

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桜並木

4月上旬の行事やしきたりは?

4月と言えば、入園式、入学式、花見、灌仏会(かんぶつえ)、糸魚川けんか祭り

、十三参り、山遊び・磯遊び、土曜の入り、昭和の日、壬生狂言(みぶきょうげん)

5月人形の準備など、色々あります。

4月はじめ、入園・入学式

幼稚園や保育園への入園や小・中学校への入学は新しい社会へ、

子供が踏み出す節目のときです。

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入学 ランドセル

用意するものもたくさんありますね、通園バック、ランドセル、制服、教科書、

筆記用具など、子どもの為に漏らさず用意したいものです。

子供達は新たな世界での経験の前で、ワクワク感と緊張感を合わせているので、

過度なプレッシャを与えたり、感じさせることは良くないです。

普段どうりに接してあげましょう。

4月花見と言えば、桜!

花見と言えば、桜です、パット咲いて、パット散る!

華やかで散る時の桜吹雪もキレイです。

そんな桜の花見なんですが、平安時代の頃に貴族たちにより

行われるようになったそうです。

花見の起源は嵯峨天皇(786~842年)に桜の下で宴を催したのが始まりとのこと。

花見の風習はその後、武家社会でもおこなわれるようになり、

江戸時代には庶民の間でも花見をやるようになったんです。

今でも花見は春の風習として、全国各地で行われますよね(^^)

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桜通り

この時期は、花見団子や桜餅、草餅などが、色々なお店で売られています。

4月、8日~10日のお祭りは?

4月の8日には灌仏会(かんぶつえ)が行われます。

仏教の開祖であるお釈迦様が生誕した日を祝い、

寺院の中に花御堂を設けることから花祭りとも言われています。

参拝者たちは祀られた釈迦像に甘茶を掛けて、

この甘茶を飲むことで、無病息災に過ごせると言われています。

ちなみに甘茶は、アジサイ科の植物を乾燥させて作ったお茶のことをいいます。

4月10日、11日には糸魚川けんか祭り

新潟県糸魚川市の天津神社で行われるお祭りで、

五穀豊穣(ごこくほうじゅ)を願い神輿が競い合うお祭りなんですよ。

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神輿

神輿は境内を周った後に、ぶつかり合い、最後は決められた位置から走りだして

勝敗を決めるんです。

神輿対決の後には、重要無形民俗文化財に指定されている、神楽が舞われるんですよ。

4月中旬の行事や風習は?

4月13日には十三参り

十三参りというのは、数え年で13歳になった子が虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)

を参拝し、願いを込めた漢字一字を奉納して知恵を授けてもらう行事なんです。

関東ではなじみが薄い行事なんですが、関西では重要とされ、「知恵もらい」
「知恵詣で」とも言われているんです。

4月17日頃、土用の入り

立夏の直前18日間が土用という時節になります。これを過ぎると

季節は春から初夏に移り変わっていきます。

土用は春に限らず、どの季節も期間中は土をいじることは良くないとされ、

農作業は休みとなったようです。

四月下旬の行事や風習は?

4月29日~5月5日・千生狂言(ちぶきょうげん)

 

京都・千生寺で行われる狂言で、なんとセリフを一切用いないのが特徴なんです。

元々は宗教劇であったようで、笛や太鼓、鐘などにあわせて、

仮面をつけた演者が踊って、因果応報や※勧善懲悪(かんぜんちょうあく)

などの仏教の教えを演じていたようです。

やがてその他の物語も演じるようになり、庶民の娯楽として

変わってきました。

※勧善懲悪(かんぜんちょうあく)小説・芝居などで、善玉が最後には栄え、悪玉は滅びるという筋書きによって示される、道徳的な見解。

4月29日昭和の日

元は昭和天皇の誕生日であったのですが、

平成になってからは、国民の祝日とされました。

当初は昭和天皇が植物を好まれていたので、

「緑の日」とされていました。

2007年から「昭和の日」に変わったのですが、

理由が「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」

日として「昭和の日」になったようです。

まとめ

4月の行事や風習について解説してきました。

忘れられた風習や行事があったでしょうか、

少しでも日本のしきたりや風習を残していきたいですね。

 

 

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