何故信号や青汁は緑色なのに青っていうのでしょうか?植物の葉や木の葉は緑色って言うのに、不思議に思ったことありませんか?
子供に「なんで緑色なのに青汁とか、青信号って言うの?」って聞かれたらどう答えますか? |
「ねぇねぇ信号って緑色なのになんで青信号っていうの?」
「緑色の汁なのに「青汁」とかなんで言うの、ママは分かる?」
「そうなんだよね、ママも詳しく分からないので、一緒に調べてみようか?」
私達の回りには緑色なのに青って言っているものがたくさんあります。
どんなものがあるのか?
目次
緑色なのに青って言ってるものは?
緑色なのに青~というモノをいくつかあげてみましょう。
☑青信号
☑青虫 ☑青海苔 ☑青りんご ☑青汁 ☑青菜 ☑青ネギ ☑新緑の季節・・目に青葉 |
「えっ!ちょっとあげただけでもこんなにあるの?でも何故緑なのに青って言うのかしら?」
「考えるとホント不思議よね(?_?)」
ホントに不思議ですよね。
子供に聞かれたらハッキリと答えられますか?
「緑」を「青」と私達はなぜ言うのでしょうか?
実はこの理由をハッキリさせるには、
日本の昔、平安時代までさかのぼる必要があるんです。
なぜかというと、この当時の色は4種類しかなかったそうです。
色自体はあったのですが、色を示す言葉が4種類しかなかったとのことです。
日本には昔は4種類の色しかなかった?
平安時代の色を示す4種類の言葉は、「赤」「青」「白」「黒」これだけだったんです。
他の色はこの4色を使って表していたんです。
例えば茶色は浅黒いいろとかです。
当時は緑色を青と区別した色とされていなかったんですね。
黄色も赤の一種としていたんです、そのような理由で日本の色を示す言葉は4つだけだったんです。
「赤」は明るいを表し、「黒」は暗いを表し、「白」ははっきりした事で、「青」は淡いと言う意味なんです。
赤、黒、白、以外は全て青で表現していたそうです。
色自体は鎌倉時代から増えていったそうなんですが、優先順位は4色が強かったようです。
「えっそうなんですね!昔は色としては4色しかなかったんですね」
「ビックリしました。」
「そんな名残りで、緑を青って言ってるんだ。」
そうなんです、信号については、面白い話があるんだよ。
一番最初に設置された信号は「青信号」じゃなくて、「緑信号」だったんです。
「緑信号」が日本で最初だった⁉︎ってほんと!
実は日本で最初に設置された信号は、日比谷交差点だそうです。
その当時の交通法令では「緑信号」と書かれていました。
ところが信号設置を知らせる新聞記事が「青」としたために、
広く青信号として広まってしまい、法令も「青」に変更したそうです。
もし緑信号として新聞が知らせていれば、
今現在「赤」止まれ・「緑」すすめ・「黄」注意になっていたかもしれませんね。
では平安時代は他の色をなんと言っていたのでしょうか?
「赤」「黒」「白」「青」以外の色を平安時代はイメージで表していた。
着物を見ればわかると思いますが、色自体は現在よりも多かったんではないでしょうか?
今のように黄緑、紫、ピンクとかオレンジ色とかのようにハッキリとした言い方ではなかったんです。
当時の色の表し方を少しご紹介します。
☆青柳という色。この色は青みを増した春の柳の葉のような強い黄緑のことで、
古くからの色名だそうで、平安時代の重色目に由来しているそうです。 |
☆若草色早春に芽吹いた若草のようなあざやかな黄緑のことです。 |
☆若苗色田植えの時期の若い苗のような新鮮な黄緑のことだそうです。この色の言い方も
夏の色として平安時代から使われていたそうです。 |
まだまだたくさんの色の表現の仕方があったようです。
当時の着物をつくる時の色使いは相当優れていますよね。
色々な色を言葉表現していてたので、緑色も青色で表現していたのでしょう。
そんな色の歴史が、信号の緑色が青信号といわれても、
違和感なく皆に浸透していったのかもしれません。
現代の色の種類はどれくらい?
子供に色ってどれくらいあるの?
そんなこと聞かれたらなんと答えますか?
好奇心旺盛な子供は突然にこんなこと聞いてくるかもしれませんょ。
「そうよね、でも色ってどれくらいあるのかしら?真剣に考えたことなかったな。」
色の種類を全部言うのは結構難しいのです、
でも基本の色はそう多くはないんですが。
色の種類を答えるのは難しい?色は脳が感じる
色の種類を答えるのが難しい理由が実はあるのです。
それははっきりと、ズバリ「色は全部で◎◎色なんです!」
なんてはっきりと数えることができるものじゃないからなのです。
「それってどういうこと?」
そもそも色とは、あなたの頭の中に生じている電気信号・知覚現象のひとつです。
という事は、目の前にあるモノがその色をして見えているのは、
そのモノがその色だからではなく、あなたの頭のなかでその色に見えているから。
その色に見えるその源は、、、そうそれは、「光」です!
赤、青、緑、黄、白、黒、そのほか目の前にはさまざまな色が溢れています。
しかし、光がない真っ暗な中では色は見えません。
太陽の光とライトの光だと色が違うこともあります。
しかし、それらは実際のところ全部あなたが「そう感じている」という感覚なんです。
少し難しく感じますか?
わかりやすいように、例えば色ではなくて、味について考えてみましょう。
色も味も人間が感じる、感覚!
味にも種類があります、甘い、辛い、酸っぱい、苦い、などいろいろありますよね。
この甘いという感覚にも、少しだけ甘い、かなり甘い、甘すぎなど、
食べたものによって感じる度合いが違ってきますよね。
言葉で表現すると「少し」「かなり」「過ぎる」などの仕分けができますが、
はっきりした基準はありません。
ですから「ここからここまでは普通の甘さ」「これ以上はめっちゃ甘い」
という明確な線引きができません。
色を数えるのもそれとほとんど同じと考えればわかりやすかもしれません。
この色鉛筆を見るとよく分かると思いますが、
赤、濃い赤、緑、薄い緑などいくらでも色は作れるということです。
色を感じる種類はどれくらい
色の感じ方は年齢や遺伝の状態で、種類は変わってくるそうです。
あくまで若く正常な色覚の保有者だとすると、
通常の環境では、、187万色ちょっと だそうですよ(◎o◎)
これはすごいですね!
さらに最高に良い条件なら750万色
まで見分けることが可能だと言われています。
ココまでいくと、もう想像がつきませんね、
子供に色は何種類あるの?
そんなこと聞かれたら、
「あなたが感じる種類だけ色があるのよ」
そう答えるのが良いのかもね♪
まとめ
緑色の信号や緑色の汁を何故?
青汁と言うのか、そんな疑問を解説してきました。
過去の日本には、赤、白、黒、青の4色しかなかった!
そんなことも分かってきました。
その影響で緑を示す色が、青になっているようです。