だれでも知っているサイコロ、このサイコロの6面の内、1の数だけ赤色になっています。これって何故だかご存知ですか?
それと、なぜサイコロの裏と表を足すと7になるのか? その理由なんなのでしょう、又サイコロっていつ頃できたの? そんなサイコロの起源と歴史やサイコロを使ったギャンブルも調べてみました。 |
目次
サイコロの7の理由ってなに?
「あとね、、、サイコロの不思議だなと思うのが、裏表を足すと7になるでしょ!何か理由があるの?」
ホントに良く気がついたね、みんな当たり前に思っているけど、
これって何か理由があるはずだよね、、、。
調べてみたら「一天地六」(イッテンチロク)という言葉に出会いました。
これって何かというとサイコロの意味なのだそうです。
さいころのこと。さいころの各面は天地東西南北を象徴しているとされ、1が天、6が地(5が東、2が西、3が南、4が北)となるところからの名。 引用コトバンク |
サイコロの目を天地東西南北の象徴としたのですね。
天地を足すと7、東西を足すと7、南北を足すと7になるように考えたのでしょうか?
偶然になったとは考えられないので、昔の人は自然の力を意識して作ったのでしょう。
計算しても7以外には考えられないのです。
サイコロの目の総和は次のようになります。1+2+3+4+5+6=21
六面体なので二で割ると 6/2=3 21を3で割ると次になります。 21/3=7。 計算しても7以外には考えられないですね。 |
次のような説もありました。
サイコロ、向かい合う数を足すと7になる理由は
この設計は、サイコロを使用して確率的な試行を行う場合に便利です。
例えば、サイコロを1回投げて、出目が偶数か奇数かを確率的に決定する場合、偶数となる出目と奇数となる出目の確率は同じです。
同様に、サイコロを2回投げて、出目の合計が7となる確率は、どの2つの数字を選んでも1/6であり、すべての組み合わせで同じ確率になります。
このように、サイコロが設計されている理由は、公平かつランダムな試行を行うためであり、対向する面の数字の合計が7になるようにすることで、様々な確率的な試行を行う際に均等な分布を持つようになっています。
サイコロも最初は対向する数字を足すと7になるようにはなっていなかったようです。
色々試行錯誤して、公平性に近づけるために、このようにしたのかもしれません。
丁半博打にサイコロは付きものですから。
さて、もう一つの疑問❓1だけなんで赤色なのか?
なんでサイコロなんて名前になったのか?とか不思議がイッパイです。
調べてみました。
サイコロの1はなんで赤色なのか?
「ママ、サイコロの1はなんで赤色なの?他はみんな黒色なのに。なんか理由があるの?」
「えっサイコロの1がなんで赤色なのかって?そうね、なんか理由があるのよね、、ママも分からないので、一緒に調べてみよう(^^)」
調べたら、サイコロの1が赤色なのは日本だけだそうです!
日本だけって聞くと、なんか思いつきませんか?
「えっもしかして「日の丸」」
そうなんです、日本の国旗を模して赤色になったそうです。
サイコロの1を赤くしているのは日本だけ!
サイコロが6面体で、1~6までの印がつけられているのはほぼ世界共通だそうです。
しかし、1が赤く塗られているのは日本だけだとか。
明治時代までは、日本でも1は黒く塗られていたのだが、
大正から昭和にかけて何故だか1だけが赤く塗られるようになったそうです。
この理由はいろいろあるのですが、真相は明かではなそうです。
一つの理由は1926年(大正15年)に和歌山県のサイコロ業者が、
1の目を赤色に塗ったところ、なんと売り上げが大ヒットになり、
全国のサイコロ業者に広がっていったとのことです。
「最初は日本も黒色だったのですね、それを1を赤にしたら、爆売れしたんだ!時代背景で閃いたのかな?」
でも理由が分かってスッキリ(^^)
「サイコロの1の赤は、日の丸だったんだね(^^)ママ、ぼくも分かったよ♪」
さぁサイコロの1がなぜ赤色なのはわかりました。
つぎはこのサイコロっていつ頃できたのでしょう?
サイコロの起源っていつなのでしょうか?
ダイス(サイコロ)の歴史|世界最初の賭博道具
なんと、人類が始めてギャンブルに用いた道具がサイコロ(ダイス)だったようです。
モノを投げて吉か凶を占う道具にサイコロ(ダイス)使い始め、
その投げて使う占いの道具が、ギャンブルに転用されるのは自然な流れだったのでしょう。
サイコロを用いてゲームに興じる姿を描いた洞窟壁画、器なども発見されています。
また、世界各地の古い遺跡の中からは、様々な形のダイが出土しています。
サイコロの最初は6面体ではなかった!
始めの頃のダイスは現在のような正六面体ではなく、
木の実などを着色して出目をわかるようにした簡単なものだったようです。
世界の遺跡から動物の骨を用いたものや、石でできたものなども出土していることから、
さまざまな形のダイスが使われていたようです。
羊や牛の後ろ足のくるぶしの骨を用いたいびつな4面のダイスは、
地中海沿岸部の壁画や、エジプトの王の副葬品としても見つかっていて、
これが現在のダイスの起源とする説もあります。
六面体のダイスは紀元3000年頃のインド、中東地域から出土しており、
さらに1の裏が6、2の裏が5、3の裏が4で両面足して7になるものは
紀元1400年頃の遺跡からも見つかっています。
古代文明において、”出目”は予測不能で神の意志が宿ると考えられており、
王侯貴族は占いにも、そして遊戯にもとにかくダイスを使っていたようです。
ローマ帝国では、皇帝、貴族がみなダイスでギャンブル!
ローマ帝国の歴代の皇帝たちは皆揃ってダイスによるギャンブルに心酔し、
攻略法をまとめた書籍を作った皇帝もいたのだそうです。
現代のカジノで人気のクラップス(2つのダイスを用いたギャンブル)も歴史は古く、
その原型は12世紀にエルサレム奪還を目指してアラビアへ遠征した、
十字軍の遊びにまでさかのぼります。
イスラム諸国で興じられていたダイス遊びを、
十字軍がヨーロッパへ持ち帰ったことが起源と言われています。
現代の形になったのは、イギリスからアメリカへわたり、
ルールが整備されて今のようになったそうです。
ちなみにこのゲームで特別なアタリ目とされる7と11は、
日本でも有名な、あるコンビニの名前の由来だとか。
アメリカのサウスランド社が世界ではじめてコンビニを設立し、
店名をセブン・イレブンとしたのは、
縁起かつぎとしてクラップスのアタリ目を拝借したと”言われています”。
「7時から11時まで営業」というのが“当たり障りのない定説”となっていますが、
どちらが本当なのでしょうね。
アメリカらしいですね、縁起担ぎであたり目を店名にしたのじゃないでしょうか(^^)
この例に留まらず、ダイスを用いたギャンブル、
ダイスから派生した文化は現在でも日常に溢れています。
日本でも昔からサイコロを使って占いやギャンブルをやっていますので、
じつはこのサイコロって生活に密着したものだったのですね。
まとめ
サイコロ、身近にあるのであまり気にしなかったのですが、
1の印が赤色なのは日本だけで、日の丸を表していることがわかりました。
また、サイコロの歴史はかなり古く、占いやギャンブルに使われていたようです。