一文字では馴染みのある漢字でも、組み合わせや送り仮名によっては読めなくなってしまうことがあります。「斯様」もそうですが「巴里」「枝折」「泥む」などこんな文字、読めますか。
「巴里」は外国の都市を表すことば、アレするときに欠かせない「枝折」、「泥む」は有名な曲にもでてきます。 この記事ではこの4つの漢字の読み方と意味を解説していきます。 |
漢字そのものは難しくないこの日本語、読みかたは「きりざま」????
ではなく、仕事でよく使うことばです。
「斯様」の読みかたは?
斯様の読みかたはもうお解りになりましたか。
☑斯様➡かよう
このような読みかたになります。
少し古めかしいイメージのある言葉ですが、
ビジネスメールで見かける機会が意外とあるようです。
覚えておくと良いかもしれません。
まずこの言葉の意味を調べてみましょう。
辞書で調べてみると、「斯様」の意味は。
「形動」「文」「ナリ」このよう。このとおり。現代ではビジネスシーンなど、比較的かしこまった場で主に使われています。例えば
1,「このような内容です」➡「斯様な内容でございます」 2,「今はこういった状況です」➡「今は斯様な状況でございます。」 仕事のやりとりでこのような言い換えに触れたことはありませんか? |
「巴里」の読みかたと意味は?
巴里➡ぱり
[フランス語]Paris、[英語]Paris、[中国語]巴黎(Bali)フランスの首都。
英名は「パリス」。
は【×巴】『巴』の字には少なくとも、巴・ 巴・ 巴・ 巴の4種の読み方が存在する。[人名用漢字] [音]ハ(呉)(漢) [訓]ともえ〈ハ〉中国四川省東部の異称。「巴蜀 (はしょく) 」 〈ともえ(どもえ)〉水が渦巻いた模様。「卍巴 (まんじともえ) ・葵巴 (あおいどもえ) 」 [名のり]とも [難読]巴布 (パップ) ・巴奈馬 (パナマ) ・巴比倫 (バビロン) ・巴里 (パリ) ・巴爾幹 (バルカン) 【出典Weblio辞書 】 |
巴という字でこれほど色々な難読漢字があるとは驚きでした( ゚Д゚)
「枝折」の読みかたと意味は?
枝折➡しおり
しおり〔しをり〕【枝折(り)/×栞】1 紙・布・革などで作り、書物の間に挟んで目印とするもの。2 簡単な手引書。案内書。「修学旅行の―」
3 山道などで、木の枝などを折って道しるべとすること。 また、そのもの。 【出典Weblio辞書 】 |
しおりと読むんですね、普段使う言葉なのに漢字だけ見ると????
となってしまうことばですね。
「泥む」の読みかたと意味は?
泥む➡なづむ
なず・む〔なづむ〕【▽泥む/▽滞む】1 そのことに心がとらわれる。こだわる。執着する。「旧例に―・む」
「強ちに外形に―・みて総ての物類を描擬するにあらず」〈逍遥・小説神髄〉
2 物事がはかばかしく進まないでいる。進むのに難渋する。とどこおる。「暮れ―・む空」「船が行き―・む」
3 なじむ。なれ親しむ。
「滅多にいらっしゃらないから…本当には―・まないんだと」〈山本有三・波〉
4 悩み苦しむ。病む。
「この君―・みて泣きむつかり」〈源・横笛〉
5 植物がしおれる。生気がなくなる。
「色づける葉の―・みて立てるを見れば」〈かげろふ・中〉
6 ひたむきに思いを寄せる。執心する。
「おれが首だけ―・んでゐる」〈浄・冥途の飛脚
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これらの文字はクイズにもよく出てくる言葉なので、
覚えておくと良いかもしれません。
まとめ
「斯様」「巴里」「枝折」「泥む」の読みかたと、
意味を解説してきました。
読みかたがわかると、普段使っている言葉なので、
馴染みがあると思います。
この機会に覚えておきましょう。