「探すと探る」の違い子供に突然聞かれたら!その言葉の意味解説します。

探すと探るの違いを分かりやすく言うと、「探す」「自分が欲しいもの・見たいものを見つけようとしてさがすこと」を意味しています。

「探る」の方は「手足の感覚で見えないものをさがすこと」相手の様子・考えなどを調べること」「未知の物事について調査して探求すること」など多義的な意味を持っているという違いがあります。

探す、探るって説明してもらうとそうなんだって

なるけど、例文で説明して

 

探すと探るの例文を紹介します。

探すと探るをいくつかの例文で紹介しましょう。

探すの例文

(1) アルバイトを探す。
(2) 答えを探す。
(3) 好きな色のスマホを探す。
(4) 答えのカギを探す。
(5) 部屋で本を探す。
(6) 好きな色の財布を探す。
(7) 生きる意味を探す。
(8) 常に新しい経験を探す。
(9)趣味を探す。

 

まだまだあるけどこんな感じかな。

目でみて「さがす」ということなんですね。

じゃ次は探るの例文は?

探るの例文は?

(1) 闇夜の中で出口を探る。
(2) 暗い穴の中を探ったが見つからなかった。
(3) 対戦相手の心の中を探る。
(4) 過去の記憶を探る。
(5) 原因を探る。
(6) 真実を探る。
(7) 可能性を探る。
(8) 最適なタイミングを探る。

探るはこんなかんじかな?

まだまだいっぱいあると思うよ(^^

ありがとう(^^)/

探すと探るの意味と使い方は大丈夫でしょうか。

では次に「探すと捜す」の意味の違いと使い方を解説していきましょう。

探すと捜すの意味の違いと使い方は?

子供や外国の人に「探すと捜す」の意味の違いってなに?って聞かれて上手く説明できる人って意外と少ないかもしれません。

探すは先ほど説明しましたので、捜すについて解説していきたいと思います。

捜すの意味は?

「捜す」の意味は、「見えなくなったモノ・人物をさがすこと」なんです。

「捜す」の「捜」の漢字は「捜索・捜査」などにも使われていますよね、
「一度見たことのある人物・モノなどをさがしている」という意味合いが強くなっているのです。

「捜す」という言葉には、「客観的に実在することが分かっている人物・モノをさがす、
さがしだす」や「一度見たことのある人物・モノをさがす」という意味のニュアンスが強くあるんです。

そのため、「捜す」の言葉は次のような文章で使われます。

「容疑者(犯人)を捜す」
「行方不明者(失踪者)を捜す」
「落し物を捜す」
〇「戦争で紛失した遺骨を捜す」

文章で書く時に「捜す」と書く時に「探す」と書いてしまうと間違いですから、

注意しましょうね(^^)

「探す」と「捜す」の違い

探す」と「捜す」の違いは、「探す」は「自分が欲しいもの・見たいものを見つけようとしてさがすこと」を意味していますが、
「捜す」の方は「見えなくなった人物・無くした物をさがすこと」を意味しているという違いがあります。

探す」の言葉は「海賊の宝物を探す・伝説のダイヤを探す」というように
客観的に実在するか分からない物」をさがす時にも使えますが、この場合に「捜す」は使えません。

反対に、「捜す」の言葉は「犯人を捜す・行方不明者を捜す・落とした財布を捜す」というように、
「客観的に実在することが明らかな人物・モノ」さがす時に使いますが、この場合に「探す」は使えません。

さがす
  • =捜 [主として見えなくなったものをさがす]家出人を捜す、家族を捜し求める、犯人を
    捜す、紛失物を捜す、家捜し=やさがし=、行方不明者を捜す
  • =探 [主として欲しいものをさがす]あら探し、獲物を探す、貸家を探す、探し物、職を探
    す、宝探し、父の面影を探す。

これはスゴイ勉強になった(^^♪

僕、財布を捜すって書かなくちゃいけないところを

「財布を探す」って書いてた(@_@)

探す・捜すの違いも分かって頂けましたか?

何となく間違って使ってしまいがちな言葉ですよね、

注意していきましょう。

まとめ

探す・探るの意味の違いや使い分けの仕方や
探すと捜すの意味の違いと、文章にした時の使い分けについて解説してきました。

知っているようで間違った使い方をしてしまいがちな言葉です。
使い方をしっかりと覚えておきましょう。