ご時世とは?ご時勢は何が違う?おなじ「ごじせい」、その意味と使い方をご紹介します。

雑学
あなたは「ご時世」ってどんな時につかっていますか?

普段の会話のなかでつかう「ご時世」は、ネガティブな意味で使うことが多いかもしれません。

同じような言葉、「ご時勢」と使い分けはできていますか?

この記事では「ご時世」と「ご時勢」の意味と使い方をご紹介します。

なるほど
なるほど

私は「ご時世」って言葉、あまり使わないけど、

どんな意味があるのかな?

ご時世の意味は

「時世」は「時とともに移り変わる世の中」という意味で、

時が経つにつれて変化する世の中、最近の時代を表す言葉です。

 

「時世」は古語では「ときよ」と読み、「年月。時代」「その当時の世の中」という意味で昔から使われていた言葉なのです。

「時世」という言葉に、特に話し言葉の時は慣用句のように決まった形として「ご」をつけて用いることが多いです。

 

「時代」を意味する「時世」に、接頭語の「御(ご、お)」が付いた表現になり、

「ご時世」を使う時は「このご時世」という使い方で、

その時代における世の中のことを意味します。

 

 

「このご時世だから」と言うと、時代を理由とした暗黙の了解という感じで表すこともあります。

この場合、暗くて重々しいネガティブな言葉として使用されるのが一般的です。

「時世」は何故「御(ご、お)」がつくのか

接頭語の「御(ご、お)」が付くのには以下のような理由があります。

  1. どうにもならないものに対して皮肉をこめている。
  2. その時代で多くの人が「〇〇とはこういうものだ」と思っていること、や他人が関わる事柄について、「うやまい」を持たせるため。

1の具体例としては「御前(おまえ)」「御託(ごたく)」などの言葉もこれに該当します。

 

2の理由から、「御国(おくに)」「御天気(おてんき)」「御免(ごめん)」などにも接頭語の

「御(ご、お)」が付きます。

このような理由で「時世に」、御(ご、お)が付くわけですが、

ご時世が使われるときは、ネガティブな意味で使われることが多いようです。

ご時世の使い方

ご時世を使う時は次のようなときが多いです。

「最近の時代」を表す時、「暗黙の了解」の時、「~ご時世」

1、今のご時世、男が育児参加し家事を行うが普通。(最近の時代)

2、こんなご時世だし、芸能人じゃなくても不倫なんてよくある話だよ。(最近の時代)

3、官僚になった将来有望な若者が、どんどん退職するなんて世知辛いご時世だ。(最近の時代)

4、官僚が出世の為に政治家に忖度するご時世になった。(暗黙の了解)

さらに~ご時世でつかう言葉では次のよに使うことがあります。

世知辛いご時世:暮らしにくい時代

暗いご時世:先行きが不安な時代

いやなご時世:望ましくない時代

ありがたいご時世:稀で素晴らしい時代

なるほど、ご時世ってそんな意味があるのね、

使い方もよくわかったわ。

同じような言葉で「ご時勢」ってあるけど、

これはどんな意味があるの?

 

ご時勢の意味は

「時勢」の意味は「時代の移り変わる勢い。世のなりゆき。時代の趨勢(すうせい)」です。

「時代」そのものを指すのではなく「時代の流れ」を意味しています。

さまざまなものが「時代の流れ」によって絶えず変化し続けていますが、

その変化にはそれぞれの時代における傾向や特色が存在しています。

「時勢」は、世の中の動きや傾向を指す言葉で、

「時代の流れ・傾向」などを意味するため、

文章中では「時勢に逆らって」や「時勢に応じて」のような使い方が多く見られます。

時代の流れに合っているかどうかや、時代の傾向を読むといったときによく用いられるようです。

ご時勢の使い方

ご時勢の例文は次のようなものがあります。

☑時勢に応じて変化していくことができなくては、今後のビジネス拡大は難しいだろう。

☑時勢に合わず、淘汰されていく職業が今後増えていくという。

☑コロナ禍のご時勢、スーパーやコンビニのレジが非接触のセルフレジになっていく。

☑祖父と祖母は時勢に逆らうかの如く、今でもかたくなにスマホ利用を拒む。

このようなかたちで、ご時勢は使っていきます。

ご時世とご時勢の使い分けは、ご理解できましたか。

会話のなかでは、「ごじせい」になるので、話の内容の意味で、

「ご時世」なのか、それとも「ご時勢」なのか、

理解してもらうことになります。

 

文章のなかでつかうときは、次のことを頭に入れてつかいましょう。

☑大きな時の流れを表す時は「ご時勢」

☑その時代を表す時は「ご時世」

まとめ

「ご時世」の意味と使い方、類語の「ご時勢」との

違いや、使い分けをご紹介してきました。

 

 

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