ゼンショーがロッテリアを買収した後、初の店舗としてゼッテリア1号店がオープンしました。 ゼッテリアは「絶品バーガー」と「カフェテリア」を組み合わせた店名で、ロッテリアの新業態という扱いです。 ゼッテリアでは、ロッテリアで人気の「絶品バーガー」シリーズや、「海老バーガー」など通常のバーガーを販売します。 |
目次
ゼッテリアってどんな店
店名のゼッテリアは、メイン商品の「絶品バーガー」と「カフェテリア」を組み合わせた。
利用者に「いつでもどこでも気軽に楽しく食事を楽しんでほしいという思いを込めた」という話です。
ロッテリアは全国に約300店舗を展開しているが、親会社がゼンショーになっただけで、運営元は変わらないそうです。
ロッテリアの既存店舗をどうするかや、ゼッテリアの今後の店舗展開も未定だそうです。
ロッテリアはハンバーガービジネスに参入した明治や江崎グリコとは違い、
店舗数を伸ばしてきて全盛期は524店舗あったのですが、
現在は358店舗でマクドナルドの1/8になってしまいました。
2023年2月にゼンショーに株式を全部売却して子会社となって再出発をはかったわけです。
ゼッテリアの人気は?
ゼッテリアのオープン初日は大盛況だったようです。
ゼッテリア1号店に並んだ人の数は、店舗スタッフによると、「注文から30~40分ほどかかる可能性がある」と話すほどの盛況ぶりを見せた。
店舗には行列ができており、写真では約20人ほどが待っていたそうです。
ゼッテリア1号店は東京都港区芝浦3-12-1 マキノビル1Fに位置しています。田町駅から徒歩約3分の場所にあります
ゼッテリアのメニュー
ロッテリアは他のファーストフードチェーンと比べていくつかの違いがあります。
1、メニュー: ロッテリアは、特にバーガーの形やメニュー展開で他のファーストフードチェーンと差別化しています。
例えば、新たな店舗「ゼッテリア」では、「絶品バーガー」をメインにした「ワンランク上」のメニュー展開を行っています。
2、バーガーの形: ロッテリア(ゼッテリア)のバーガーは、パンの形が細長いことで他のチェーンと差別化しています。
ポテト: ロッテリア(ゼッテリア)のポテトは、「クリスピーポテト」と呼ばれ、サクサクとした食感が特徴です。
3、価格: 他のファーストフードチェーンが本体価格を据え置き、
場合によっては店内飲食と持ち帰りの価格を同一にするためにイートインの本体価格を値下げする一方で、ロッテリアは便乗値上げを行っています。
4、空間的競合: マクドナルドとロッテリア間では空間的競合が見られ、モスバーガーは他のチェーンと回避する傾向があります。
以上がロッテリアと他のファーストフードチェーンとの主な違いです。それぞれのチェーンが独自の戦略を持っていることから、これらの違いが生まれています。
「ロッテリアってほとんど行かないんだけど、どんな歴史があるのかな?」
ロッテリアの歴史
ロッテリアは1972年に創業され、ロッテグループのファーストフード事業として始まりました。
当初はロッテのアイスクリームを提供するためのアイスクリーム店として企画され、
1972年7月に埼玉県浦和市のロッテ浦和工場内にパイロットショップを開店しました。
その後、1号店が1972年9月29日に東京都中央区日本橋の高島屋日本橋店北別館1階と東京都台東区上野の松坂屋上野店で開店しました。
★ちなみに1971年7月20にマクドナルド1号店が銀座にオープン。
★モスバーガーは1972年3月12日に板橋区成増に1号店がオープン。
その後、ロッテリアは1979年に韓国、1986年に台湾、
1994年に中国、1998年にベトナムへと進出しました。
しかし、1990年代以降は経営方針が定まらず、新メニューの極度の不振などもあり、経営が迷走しました。
2023年2月16日、ゼンショーホールディングスはロッテホールディングスからロッテリアの全株式を取得することを発表しました。
ゼンショーホールディングスは、「すき家」、「なか卯」、「ココス」などを運営する外食大手であり、
その食材調達、物流、店舗運営機能などとのシナジー効果が、今後のロッテリアの事業拡大や発展に寄与すると判断したためだそうです。
これからロッテリアがどのよう変わっていくのか楽しみですね(^^♪
ところで、ロッテリアを買収したゼンショーってどんな会社なのでしょう?
ゼンショーホールディングスってどんな会社?
ゼンショーホールディングスは、日本の大手外食チェーンを運営する企業で、
「すき家」をはじめとする各種外食チェーンや、各種スーパーマーケット等を傘下に持つ持株会社です。以下に詳細をまとめてみました:
基本情報:
社名:株式会社 ゼンショーホールディングス
所在地:東京都港区港南2-18-1 JR品川イーストビル(8階総合受付)
設立:1982年6月
資本金:269億96百万円(2023年3月末)
売上高(連結):7,799億64百万円(2023年3月期)
代表者名:代表取締役会長 兼 社長 小川 賢太郎
主な事業内容:フードサービスチェーンの経営、販売システム・食材加工システムの開発
グループ店舗数:10,283店(2023年3月末)
事業内容:
牛丼カテゴリー:33.6%
レストランカテゴリー:15.0%
ファストフードカテゴリー:24.7%
その他カテゴリー:16.6%
小売事業:10.0%
企業理念:
「世界中の人々に安全でおいしい食を手軽な価格で提供する」ことを目指し。
「世界から飢餓と貧困を撲滅する」ことを目指しています。
これは小川賢太郎氏が1号店をオープンするときには決めていたそうです。
ゼンショーホールディングス代表・小川賢太郎
小川賢太郎氏は、日本の経営者で、ゼンショーホールディングスの創業者であり、代表取締役会長兼社長兼CEOです。以下に詳細をまとめてみました:
生年月日:1948年7月29日
出身地:石川県
出身校:東京大学(中退)
職業:実業家
彼は東京大学に進学したものの、全共闘運動に関わり中退しました。
その後、港湾労働を経て、ベトナム戦争で「資本主義のもとで貧困をなくす」ことに目覚め、通信教育で中小企業診断士の資格を取得しました。
1978年に吉野家に入社した後、同社の倒産などをきっかけに独立し、1982年にゼンショーを創業しました。
創業時に「全勝」「善意の商売」「禅の心で商売を行う」の3つの意味を込めて社名を命名しました。
その後、M&Aで外食チェーンを次々と傘下に収め、強力なリーダーシップを発揮しました。
2011年3月期連結決算では、連結売上高が日本マクドナルドホールディングスを上回り、外食最大手にまで成長させました。
しかし2014年春には、「すき家」の過酷な労働実態が話題となり、
社内に労働環境改善策を提言する第三者委員会が設置され、トップとして意識改革を求められることとなりました。
2017年より、国民生活産業・消費者団体連合会(生団連)第2代会長に就任しました。
以上が小川賢太郎氏の概要です。
彼は「世界から飢餓と貧困を撲滅する」という創業以来のビジョンを実現するために必要なステップだと考えています。
「そうなんだ、1代でここまでにしたのね!凄い経営者だね。」
1号店は6坪の弁当店からはじめたそうです。
伸ばすには専制君主でいくと宣言したそうです、
その代わりに責任は全て自分で負ったのだとか。
ここまで全てトップダウンで企業を成長させてきたのでしょう。
凄いリーダーシップですね。
コロナ過どこの外食企業も売り上げを落とし、苦しんでいる時、
ゼンショーホールディングスはすき家が善戦して、早期に回復基調に乗ったそうです。
小川賢太郎氏は現在75歳、まだまだ経営者として頑張っていくのでしょう。
まとめ
ロッテリアの新業態ゼッテリアがオープンしたので、
どのような店なのかご紹介してきました。
ロッテリアがゼンショーの子会社になったので、
ロッテリアの歴史とゼンショーホールディングスについても、
調べてみました。