チコちゃんが言いました! 「ネジにプラスとマイナスがあるのは何故?」 えっ何故ネジにプラスとマイナスががあるのでしょか? そんなネジの不思議を「NHKのチコちゃんに叱られる」でネジ特集がありました。 |
昔はマイナスネジしかなかった?
昔はマイナスネジしかなかったそうです、
現在使われているネジはほとんどがプラスのネジです。
工場でオートメーション化するにはどうしてもプラスネジを
使う必要があったそうです。
では何故マイナスネジがあるのでしょうか?
さぁちょっと考えてみましょう?
なんで二種類のネジがあるんだろ???



そういえばネジってマイナスとプラスがあるよね、
なんで?なんか意味があるの?
ネジにマイナスとプラスがあるのは汚れが〇〇〇から!



マイナスネジはドライバーで溝のゴミを書き出せる 【出典NHKチコちゃんに叱られる】
その答えはネジの汚れが詰まるから!
マイナスネジはゴミや汚れが詰まっても取りやすいんです!
プラスネジはゴミが詰まると取りにくく、
無理してドライバーを回すと溝が潰れてしまうそうです。
確かにプラスネジはゴミが溜まったらとれないよ!
だから電気メーター・消火栓・お風呂場など、
汚れやすい場所はマイナスネジを多用しているんですね。



汚れやすい場所はマイナスネジを使用
マイナスネジのその他のメリットは、
持ち運びが多いカメラの三脚や、微調整の必要な場所や部品なんかにも、
マイナスネジが重宝されているそうです。
だから時計の内部とか、ライターの炎調整の部分に使われていいるんですね。


腕時計の内部やライターの火力調整 【出典NHKチコちゃんに叱られる】
ネジのほとんどはプラスネジだそうです、なんと全体の9割はプラスネジ。しかしマイナスネジにはプラスネジにできない長所がありますね、
数は少なくてもプラスネジにないメリットがあるので、今後も無くなることはないでしょう。



ネジがなんでプラスとマイナスがあるのかは分かりました(^^)
じゃあ次に教えて欲しいんですけど、ネジって日本ではいつから使われはじめたんですか?
もしかして、日本でつくられたとか?
ネジはいつから使われはじめたのか?
ネジが日本で使われ始めたのは、あなたも良くご存知の「鉄砲伝来」、この時なんです。
1543年種子島の鉄砲伝来がネジが初めて日本に伝わってきたときなんです。
火縄銃の反動に耐えられるように「尾栓」(びせん)と呼ばれるネジが使われていたそうです。


火縄銃の反動に耐えられるように、尾栓と呼ばれるネジがつかわれていた。【出典NHKチコちゃんに叱られる】
この当時はまだプラスもマイナスもなかったので、棒を入れて回していたようです。


ネジ頭に棒を咲き込んで回す【出典NHKチコちゃんに叱られる】
なんと鉄砲伝来がネジの伝来だったんですね。



鉄砲伝来で日本にネジが入ってきたんですね。
鉄砲伝来・ネジ伝来(^^)/



鉄砲伝来とネジが一緒なんてスゴイ!
でもネジ頭がマイナスとかプラスには
なってないんですね、いつ頃にネジの頭が変わったんですか?
ネジの頭はいつ頃からマイナス・プラスになったの?



ネジのプラスとマイナス


群馬高崎東善寺


最初に入ってきたのはマイナスネジ
このネジの頭になるにはもう少し時間がかかったようです。
鉄砲伝来から325年位経った頃にやっとネジの頭が変わったんです。
江戸末期から明治初期に江戸幕府勘定奉行であった小栗上野介忠順(おぐりこうずけのすけただまさ)氏がアメリカに視察に行った際にマイナスネジを持ち帰ったそうです。
群馬県高崎市東善寺に今も保管されているそうです。
【出典NHKチコちゃんに叱られる】
【出典NHKチコちゃんに叱られる】
アメリカという国はこんなモノをドンドン造っている国であると周りにネジを見せ、、
「日本もこんな国にしたいんだ」、そんな思いで横須賀造船所の建設に尽力したそうです。


横須賀造船所
【出典NHKチコちゃんに叱られる】
最初にネジが日本に入ってから300年以上経ってからネジの頭が変わったんですね。
ネジの頭に溝をつけることにそれだけの時間がかかるって、進歩とか進化って面白いですね。
現代で言えばこの20年~30年でものすごい進化や進歩ってしていないですか?
ネジ伝来の時代に比べたら加速度的です!
さぁ話を元に戻します、マイナスネジが日本で使われるようになってから、プラスのネジが使われるようになるにはまだ時間がかかります。


フィリップス・スクリュー社がプラスネジを開発 【チコチャンに叱られる】
1935年にアメリカのフィリップス・スクリュー社という会社がプラスのネジを開発しました。
日本にも入ってきたのですが、数は少なく圧倒的にマイナスネジの方がおおかったんです。


マイナスネジ・・溝に手を添えないと締めにくい 【出典NHKチコちゃんに叱られる】
しかしマイナスネジは締める時に手を添えないとスムーズにいかなく、オートメーション化に使うのには無理があったようです。
またプラスネジを独自に作るには日本の加工技術はまだ未熟だったそうです。


本田宗一郎・HONDA 創業者 【出典NHKチコちゃんに叱られる】
そんなマイナスネジからプラスネジに変化させたのが、あの有名なホンダ創業者の本田宗一郎さんだったそうです。


1952年工作機械の視察で渡米 【出典NHKチコちゃんに叱られる】
本田宗一郎さんがアメリカへ1953年に工作機器の視察にいったときプラスネジを持ち帰り、自社の工場で大々的に使い始め、
工場のオートメーション化をすすめ、生産効率を大幅にアップさせました。


プラスネジは中心さえ合えば締められる 【出典NHKチコちゃんに叱られる】
このプラスネジを使って工場のオートメーション化ができるようになったそうです。


プラスネジを使って工場のオートメーション化 【出典NHKチコちゃんに叱られる】
プラスネジはホンダのバイク生産を大幅に効率アップしてくれたようです。
ホンダの成功を目にして他の企業もプラスネジをドンドン導入したのでしょう。
今ホームセンターにいけばネジはいくらでも売っています。
あなたの家にもネジは色んな所に使われているでしょう、たかがネジと言ってしまえばそれだけですが、
ネジが無ければ現代の便利な世の中になっていなかったでしょう。
世の中はネジでできていると言っても過言ではないかもしれません。
まとめ
今回チコちゃんに叱られるで、ネジの歴史を学ぶことができました。
ネジは何故マイナスとプラスがあるのか?
いつ日本はネジをつかいはじめたのか?
解説してきました。
最初のネジが日本に入ってきてから300年以上経ってからマイナスネジが使われるようになり、
またそれから100年近くかかりプラスのネジが使われるようになったようです。
たかがネジですが、あらゆるものに使われているのですから、このネジは偉大です!