消費財の購買態度による分類|最寄品、買回品、専門品、非探索品など
購買態度による4つの分類に分けられます。
マーケティング用語としてよく使われる言葉なので、社会人には覚えておいて欲しい用語ですね。
この記事では4つの用語の中から、最寄り品と買回り品について解説していきます。
最寄り品とは?どんな商品?
最寄品は最寄りの商店(コンビニエンスストアやドラッグストア等)で購買される商品で,
タバコ,新聞・雑誌,食料品,薬・化粧品などが入ります。
最寄り品の意味は?
最寄品とは、消費者が、特別な努力を払わずに頻繁に購入する製品のことを言います。
例えば、タバコ、洗剤、雑誌など。
一般的に商品単価は低く、最寄りの店で購入され、単価は低く、何度も繰り返し購入されます。
マーケティング的には最寄品は、計画的に購入されることが少ないため、販売品へのアクセス機会を確保することが重要です。
すなわち、なるべく多くの小売店に多くのモノを陳列してもらうことが、重要なポイントとなります。
コンビニエンスストア最寄り品
コンビニエンスストアで扱う商品はほとんどが最寄り品です。
一品々の単価が低く日常的に消費する商品が多いのが特徴です。
24時間開いて、生活に密着しているということが言えるかもしれません。
実際にコンビニエンスストアがなかったらかなり不便を感じるはずです。
最寄り品を製造販売している会社にとって、
生活圏にあるコンビニエンスストアに陳列してもらえるかが、
業績に大きく影響してくるはずです。
まぁ扱われている商品はほとんどが大手の企業の製品ばかりなので、
中小の会社がコンビニエンスストアに納入できるのは、
限られているのでしょが。
主に最寄り品を扱うコンビニは〇〇が狭い。
最寄り品を扱う店舗は生活圏にオープンしています。
そこであなたに質問です。
~~~~~~~~~~~~
流通論における「お客さんが来てくれる範囲」は?
流通論(商学)における「お客さんが来てくれる範囲」のことをなんと言うのでしょうか?
一般に、最寄り品を扱うほど___は狭い。
___に当てはまる語です。
・
・
・
・
さぁ解りますか?
【答え】
商圏(MARKET AREA)です。
最寄り品についてはお分かりになりましたか?
では続いて買い回り品について解説していきたいと思います。
買い回り品とは?
買回り品(かいまわりひん)とは、最寄り品が普通生活雑貨のことを指すのに対し、
耐久消費財や趣味品などを指す用語であるんです。
このような商品は価格や品質の比較のため、
消費者がいくつかの商店を「買い回る」ためこのように呼ばれる。
衣料、装身具、靴や趣味の道具などをいいます。
買回品は、購入する前に品質や価格、商品特性などをよく比較され、
衝動買いなどで購入することはめったになく、購入計画を立ててから購入される特徴があります。
家具や衣料品、家電製品などが買回品に分類されます。
買回品は購買頻度は低く、単価は高め
販売の際の流通は最寄品ほど多くはないんです、少数の店舗で選択的に販売します。
店舗では、専門の教育を施した販売員が顧客の相談に乗れるような対面販売が有効です。
買回り品は最寄品以上に、価格やデザイン、性能、品質などで顧客の好みは多様なため、
マスプロモーションではない方が有効です。
ユーザーひとり々のニーズに合わせた販売が可能になるような流通システムを整備するすることが求められます。
その点、ネット販売は買回り品には適しているのかもしれません。
Amazonや楽天市場などで上手く販売できれば個人でも利益をあげることができるでしょう。
楽天市場では買い回りでポイントが稼げたりする半額キャンペーンなどもやっています。
ネットショップは家にいていろいろなショップを買い回りして楽しむことができるので、ユーザーの心を掴むプロモーションが重要になってきます。
Amazonや楽天市場など買い回り品を多く扱っているネット販売の会社は大きく成長しています。
今後は買回り品以外にも最寄り品も通販で簡単に購入できる(送料無料とか)ようになれば、
最寄り品を多く扱っている店舗の売り上げもどうなるか、心配ですね。
これからますます高齢化社会になってくるので、通販で購入する機会が増えてくるのではないでしょうか?
私は買回り品は全て通販で購入しています。
最寄り品に関しても購入する機会が増えて来るような気がします。
まとめ
最寄り品と買回り品の意味と違いについて解説してきました。
日常ではあまり使わない言葉ですが、社会人になると
仕事上で使う機会があるかもしれません。
それぞれの意味と違い位はしっかりと覚えておきましょう。