アカエイ蚊・小さな吸血鬼は感染症も運んでくる!アカエイ蚊の特徴と特性、活動時期を調査!

夜布団に入った途端に、「ぷーん」と耳にさわる音、あなたも一度は刺されたことがあるかもしれない蚊、わずらわしいですね。そんな蚊にも色々と種類が存在し、日本では約110種類の蚊が生息しているといわれています。

その中でも、最も多く見かける蚊がアカエイカとヒトスジシマカなんです。

小さな蚊なんですが、これがウイルスも運んでくる悪魔の注射器なんです。

そんなアカエイカとヒトスジシマカの特徴や特性、活動期間や活動気温について解説します。

なに?
なに?

小さな蚊がニュースで騒が

れるときがあるのよね!

たかが蚊でしょ、、なにが危険なの?

危険な小さな吸血鬼アカエイカの特徴は?

アカイエカは昆虫綱ハエ目カ科に属しています、

家の中でよく見るかはほとんどがアカエイカです。

体長5.5mm程度で、白みがかった赤褐色をしています。

夜寝ている時に蚊が飛んでいる音に起こされた、という経験はあるかと思いますが、その時の蚊はアカイエカで、夜間になると活発に活動するんです。

人やイヌ、そして鳥類の血を好んで吸血するそうです

汚水やドブの中など汚い水の中に150個くらいの卵を産み、

環境が適温であれば、10日前後で卵から成虫へと成長するんです。

メスはオスと交尾すると、その後数回産卵が可能になるそうです。

ですからメスは一度交尾をしたら二度と交尾はせず、オスの方へ近づくことはないそうです。

危険なアカエイカ活動時期は?

アカエイカは暖かくなった春から姿を現し始め、9月ごろまで活動します。

冬の直前に成虫になったメスは、次の春まで冬眠して過ごすそうです。

なんとオスは冬を越すことが出来ずに死んでしまうそうですよ。

アカエイカは血を吸われていることを悟られないように、

麻酔のような働きのある唾液を分泌するんです。

この唾液がアレルギー反応を起こし、私たちに痒みを与えるという訳なんです。

アカエイカは感染症を運んでくる!

やはり蚊が恐ろしいのは吸血によって痒くなることではなく、

感染症を運んでくることなんです。

感染したアカイエカが人を吸血することによって病気が広まってしまいます。

アカイエカの場合ウエストナイル熱や、イヌやネコの大敵であるフィラリアの媒介蚊になることがあります。

蚊が多く発生するシーズンは対策を十分に行いましょう。

イヌやネコは予め予防接種しておくことが大切です。

続いてヒトスジシマカについて解説していきます、

この蚊もかなり危険ですよ(*_*;

ヒトスジシマカの特徴は?

ヒトスジシマカは昆虫綱ハエ目ハエ科で、日本におけるヤブ蚊と言えば多くの場合ヒトスジシマカのことを指します。

体長4~5mmほど、黒い体に白い模様があるのが特徴です。

蚊と言うと人間や動物の血を吸うというイメージがありますが、

実は血を吸うのは産卵のためにエネルギーを欲しているメスのみなんだそうです。

ホントなの?と思いますがどうもそのようです。

なんと普段は花の蜜などを吸っているんだとか、ちょっとびっくりですね。

なお、メスと交尾する目的で人の近くに寄ってくることはあるそうです。

かつては森林などで活発に繁殖をしていたのですが、

最近では身近な所でも小さな水溜まりさえあれば、容易に繁殖しているんです。

水の中に産み付けられた卵は1~2日ほどで孵化し、その後10日から2週間程度で成虫になるそうです。

ちょっとした水たまりにもボウフラっていっぱいいますよね、

こんなに早く孵化して成虫になるなら、人間の血も必要になるわけです。

蚊は寒さに弱く東北より北の地域では生息していないとされていましたが、

地球温暖化などの影響により、少なくとも2011年には青森県でその存在が確認されているそうです。

成虫の寿命は30日~40日程度になっています。

夜に家の中で活発になるアカイエカなどのイエカに対し、

昼間外で刺してくるのはほとんどの場合ヒトスジシマカだそうで、

一日に数メートルから100メートルほど移動すると言われています。

あんな小さな蚊が100メートルって、方向感覚ってあるのでしょうか?

動物に付いて移動したり、風で飛ばされて移動するんでしょう。

ヒトスジシマカは危険なウイルスを持っていることも!

日本国内で約70年ぶりにデング熱の感染が確認されたのが、2014年にでした。

その時の感染源はヒトスジシマカによるものだとされています。

海外で病原菌を持った蚊に刺されたことで感染し、

帰国した感染者を吸血した蚊がウイルスを保有、

その蚊がまた別の人を吸血し…という流れで感染が広がったようです。

ほとんどの場合、感染しても病院で治療を受ければ問題ありませんが、

まれにデング出血熱やデングショック症候群など重篤化することもあります。

他にジカ熱や黄熱なども蚊により媒介する場合があるそうです。

ヒトスジシマカはこうした影響力の大きさから、

世界の侵略的外来種ワースト100に指定されていいるんです。

ヒトスジシマカの活動時間

国内では、ヒトスジシマカは5月中旬頃に発生して10月末頃まで活動しています。

活動期間の終わり頃に産まれた卵は孵化することなく冬を越し、温かくなるのを待つそうです。

蚊が活発になる季節と言えば、ほとんどの人が夏を思い浮かべるのではないでしょうか。

ところが、地域にもよりますが夏よりも春や秋によく活動するそうです。

ヒトスジシマは気温が25~30℃の時に動きが活発になりますが、

35℃以上になると逆に動きが鈍くなってしまいます。

温暖化の影響で5月には30度を超える日もあったり、秋も10月の初旬まで暑い日が続くので、この猛暑には蚊も活動が鈍くなっているのかもしれません。

最近は蚊をあまり見なくなったと、そんな気がしませんか?

基本的には昼間に活動していますが、

真っ昼間よりも早朝や夕方といった気温が落ち着いている時間帯に、

特に活発化すると言われています。

特に屋外でのキャンプや、海、山に出かける時はくれぐれも蚊に刺されないように防虫に心がけてください。

まとめ

室内や外でも周りにいるだけで気になる蚊!

そんな蚊のなかで、身近に生息するヒトスジシマカとアカエイカについて解説してきました。

危ない感染症を運んでくることもあるので、十分に対策をしていきましょう

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