くださいと下さいって、文章にする時は大人でも間違える人が、けっこういるんですよね( ゚Д゚)
言葉にすると同じなんですけど、文章にすると意味が違いますよ、 子供にしっかりと教えましょう。 |
「ママ、学校で皆にお願いする文章を書いているんだけど、「ください」ってどっちを使ったらいいの?」
〇〇〇をやってください。
それとも〇〇〇をやって下さい。
どっちで書いたらいいの?教えて(*_*;
「「ください」を文章で書く時の違い?む~ちょっと待ってね、、、。調べてみるから。」
くださいと下さいの使い分けはどうする?
くださいってスマホやパソコンに変換されるがまま、
あまり意識せずに使っていることも多いのではないでしょうか。
大人でも間違えやすいことばです、いまから教えてあげましょう。
平仮名のくださいはどんな時に使うのか?
平仮名のくださいは、お願いするときに使うことばですね。
「ください」と平仮名で表記する場合は、
「ください」という言葉を何かをお願いする場面で、相手に敬意を示す補助的な言葉として使うことが多いです。
例えば、【報告】
■命令形だと・・・・報告して□敬意をもってお願いすると・・・ご報告ください |
例2【連絡】
★命令形だと・・・・連絡して☆敬意をもってお願いすると・・・ご連絡ください |
例3【歩く】
●命令形だと・・・歩いて〇敬意をもってお願いすると。。。歩いてください |
といったように主に「何かをしてほしい」という場合の「ください」は平仮名の表記にするんですよ。
「くださいってそういう使い方だったんですね。無意識に使っていました。子どもに分かるように教えていきます(^^)」
「分かったわよ♪お願いする時には、平仮名の「ください」使うのが正しいんですって。」
「ママ、分かった。じゃあこの文章だと、「○○○○をしてください」でいいだよね♪」
さぁこれで「ください」の使い方はしっかりと理解できましたよね。
では、漢字の「下さい」はどんな時に使うと思いますか?
下さいはどんな時に使うんでしょうか?
実質動詞の場合は「下さい」と漢字で書くんですよ。
動詞とは「くれ」「作る」「取る」などの動きを伴う言葉です。
これらの言葉の尊敬表現や丁寧表現、請求などの時に「下さい」を使います。
また「下る」は字の如く、高い地位の人から下げ渡される意味もあり、
漢字で書く「下さい」は、上から目線の言葉にもなりかねません。
特にご年配の方は気する方もいますので、注意しましょう。
「漢字の「下さい」って「ください」と使う意味が全然違うんですね。これも子どもによく説明してあげたいと思います。」
これで「ください」「下さい」の使い分けが良く理解できたと思います。
ついでに、この二つを英語で言うとなんと言うのかも学んでくださいね。
くださいと下さいを英語で言うとなんと言う?
ひらがなで「ください」を使う場面は?
英語にすると「please(プリーズ)」になります。
英語になおすと、分かりやすいですよ。
「ください」=please
「どうぞ~してください」という場面で使う時は、
英語のplease(プリーズ)の意味になりますので、
こういった使い方をする場面の「ください」は、
漢字ではなく、ひらがなを使うことが正しい使い方になります。
物が欲しい時の「下さい」は?
物が欲しい時の「下さい」は、英語にすると、give(ギブ)になります。
「下さい」=give
何かをお願いする時に、「ください」じゃなくて、
つまり、漢字で「下さい」と書いてしまうと、
「何かをくれ」という意味になってしまうということなんです(*_*;
文脈を見れは「気をつけてお越しください」を
「気をつけてお越し下さい」にしてしまったとしても、
「くれ」という意味で捉えてしまうと、
意味が通じなくなってしまうので、please(プリーズ)の意味の「ください」であることはわかります。
しかし、本来であれば、漢字の「下さい」は、
give(ギブ)の意味の何かを「くれ」という時に使うものが正しい使い方です。
文脈上では言わんとしていることが分かるとしても、
気を付けて文章では「ください」「下さい」を使っていきましょう。
まとめ
「ください」「下さい」の使い方についてお話してきました。
くださいはお願いする時につかう言葉でpleaseの意味がある。
下さいは動詞でgiveの意味ある。
これをしっかりと覚えておいてくださいね。