日本人の座る時間は、世界最長の7時間という結果が、シドニー大学などオーストラリアの研究機関の調査でわかったそうです。
長時間座り続けることで血流や筋肉の代謝が低下し、心筋梗塞、脳血管疾患、肥満、糖尿病、 がん、認知症など健康に害を及ぼす危険性が指摘されています。 そんな座りすぎを無くすために何をすればいいのか、調べてみました。 |
「座りすぎがそんなに身体に悪いなんて、始めて知った(*_*;日本人てそんなに座りすぎなの?世界最長って世界一ってことなの?」
目次
日本の平日の座位時間は世界一!
そうなんです、世界一座っている時間が長いそうです。
IT企業の多いアメリカや、中国が長そうなイメージがあるのですが、
全然そんなことなくて、ダントツ日本が長いんです。
上のグラフを見れば一目瞭然です、日本はダントツです!
平日の座位時間ですから、一日8時間以上座りっぱなしということです。
1日8時間以上座っている人は、3時間未満の人と比べて、
死亡リスクが1.2倍になるという研究結果もあります。
この悪影響は、週末に運動する程度では打ち消すことはできないようですよ。
運動したという満足感がより座りすぎに、、。
「座りすぎが体に悪いのであれば、運動すればいいんでしょ!」
そう考えて、週末にスポーツジムに行って、集中的に運動して、
座りすぎを解消した気になる人もけっこういるんです。
何故かというと、ある程度運動をすると達成感があるため、
それ以外の時間は何もせず座ってばかりになってしまう人が意外と多いそうですよ。
米国ではこのような人を『アクティブ・カウチポテト』と呼んでいて、
比較的健康リスクが高くなることが知られていのです。
なお米国では国立がん研究所栄養疫学部の研究によると、
「座ったままの状態が7時間以上の人は、1時間未満の人に比べて総死亡リスクが47%、冠動脈疾患の死亡リスクが2倍多い」と発表しています。 |
米国のグーグルやFacebookは立って仕事をしている。
立ったまま思考する人は、決断が早いそうです。
立ったまま考える人は、
座って考える人よりも33%早く決断するという結果が実験でわかったそうです。
そのような実験をしたのは、アメリカのミズーリ大学のプルードン博士なんだとか。
すごいですね、しかし本来なら座っている時間が世界一長い、
日本人が何らかの実験をしても良さそうなんですが、
日本でそのような実験結果が出てくることはなさそうです。
座っているより、立っている時の方が、大脳に血流が20%も増加!
座っているときよりも立っているときの方が、大脳に流れ込む血液が20%も増加し、
血液が増えることによって脳の活動が活性化し、
集中力が高まって意思決定が早くなるそうなんです。
このようなビジネス効率にいち早く注目したのは、
アメリカのシリコンバレーなんです。
グーグルやFacebookはいち早く立机を導入!
やることが速いですね、良いと分かればすぐに実行する。
グーグルやフェイスブックは早くからスタンディスク(立ち机)を導入し、
今後もスタンディングデスクを増加する計画であると発表しています。
テキサスA&M大学の研究によると、
スタンディングデスクで事務作業を行うと、
生産性が約46%も向上することが分かったそうです。
実は私も立って仕事ができるようにしたんです。
立って仕事もできるし、座っても仕事ができるようにしました。
座りっぱなして仕事をするよりも、身体はそうとう楽になりましたよ。
この他にも、運動できるようにステッパーも購入して、身体を動かしています。
日本でも立ってデスクワークができるように、
スタンディスク(立ち机)を導入する企業が増えてきているようですが、
テレワークなど自宅で仕事をする方は、立って仕事ができるように考えた方がいいでしょう。
座る時間を一日5時間にするだけで、アメリカや中国に近づきます。
不名誉な世界一は早くやめたいですね。
まとめ
座りすぎが体に悪いということが分かりました、
日本は座る時間が世界一という不名誉な記録を作っています。
身体に悪いことはすぐに止めて、立って仕事ができるようにしましょう。