20分で!うまみたっぷり煮込みカレー
こじまぽん助さん(分子調理学研究家)
塩分濃度の差をつかい、野菜のうまみを引き出す分子調理カレー。
この調理方法なら、わずか20分でじっくりと時間をかけて煮込んだ「2日目のカレー」のような味わいが、作れるんです。
「たった20分で2日目のようなカレーができるの?分子調理ってすごい^_^」
材料・4人分
◎牛肉400グラム◎にんにく1かけ
◎しょうが薄切り2枚分 ◎玉ねぎ1コ ◎にんじん1本 ◎じゃがいも3〜4コ ◎サラダ油大さじ2 ◎塩3.2グラム ◎こしょう適量 ◎カレールー4〜6皿分 ◎水適量(ルーのパッケージの指定の量) |
分子調理カレーの作り方
★下準備
材料をそれぞれ次のように切っておく
◎牛肉:2~3センチ角程度 ◎にんにく:みじん切り ◎しょうが:みじん切り ◎玉ねぎ:2センチ幅のくし切り ◎にんじん:2~3センチ角程度 ◎じゃがいも:3センチ角程度に切り、水にさらしておく |
材料が揃ったら炒めていきましょう。
分子調理で食材の塩分濃度の違いをわざと作り、野菜のうま味をしっかりと出していきます。
最初に肉を焼き、ここで塩をしっかりと使って塩味をつけておきます。
◎焼く
1、鍋にサラダ油をしき、牛肉を入れ、塩、こしょうをふる。焼き色がつくまで強火で焼く。
◎炒める
2、牛肉に焼き色がついたら弱火にし、にんにく、しょうがを加える。
3、にんにく、しょうがの香りが立つまで中火で炒める。
4、にんにく、しょうがの香りが立ったら玉ねぎ、にんじん、じゃがいもを加え、さっと炒める。
◎蒸す
5、野菜に肉の油がよく絡んだら水50~100ミリリットルを加えてふたをし、野菜に十分火が通るまで中火で蒸し焼きにする。途中水分がなくなったら、適量を水を足しましょう。
★この少量の水で蒸しているときに塩味の付いた肉と無味の野菜が、塩分濃度を一緒にするために、野菜のうま味を全部引き出してくれるんです。
◎仕上げ
6、野菜に十分火が通ったら蓋を取り、残りの水を加え、ひと煮立ちさせる。
7、ひと煮立ちしたら火を止め、カレールーを入れ、混ぜ溶かす。
8、ルーが溶けたら火をつけ、弱火で10分煮込んで完成。
「えっこれだけ!通常のカレーの作り方と違うのは、味をつけるのは肉だけに強めに塩味!」
「煮込む水は少なめにして蒸し煮すること!肉の塩味が野菜のうま味を引き出してくれるわけね(^o^)」
「これが分子調理か〜おもしろい!」
まとめ
分子調理でつくった時短、絶品カレーのレシピをご紹介しました。
1、ポイントは塩分濃度の差をわざと作りうま味を出し切る。
2、煮込む水の量は少なめで蒸し煮する
なるほど、分子調理っておもしろい!
やってみようと思います。