「きく」には3つありますよね、聞く・聴く・訊くなんですけど、それぞれの意味って分かりますか?この記事では子供でも分かるように3つの「きく」について解説していきます。 |
聞く・聴く・訊くの違いはなに?
「確かにね、「きく」って会話では使い分けはないからね。文字にする時は別けないとダメなんだよね。」
「ちょと調べてみようね。」
聞く・聴く・訊くの使い分け、説明していきますね。
口に出して言えば同じ「きく」なのに意味がちがうんですね。
聞くの意味は?
「聞く」は、どんなことかと言うと、音が耳に入ってくる、
通常は音が耳に入ってくると、どんな音なのか分かろうとしようとしますよね。
言葉であればどんな意味があるのか、理解しようとします。
でも、音や言葉が「右の耳から入って左の耳に抜ける」そんなことってありますよね。
ようは考えごとをしている時とか、集中して何かをしている時は、
音や言葉が右の耳から左の耳に抜けていきます。
そんなきき方が「聞く」なんです。
「聞く」は受動的(受け身)のきくということなんですね。
「聞くって何気なく耳に入ってくる音や言葉のことなだ。」
「なんか文章にする時みんな「聞く」にしていたかも。」
けっこう間違って使ってることってないですか?
これは大人でも間違えることがあるかもしれないですね。
では「聴く」はどんな時に使うんでしょうか?
聴くってどんなこと?
では「聴く」とはどんなことなんでしょうか?
実は聴くは相手の感じていることや、伝えたいことを理解しようと耳を傾けるきき方を意味するんです。
聞くが受け身であるのに対して、聴くは能動的(積極的)なんですね。
相手が言葉と表情や態度、そして声の調子などで、分かってもらおうと話していることを、
理解するようにきくことが「聴く」なんです。
ようは心からきくということですね。
「聴くは理解しようとして、音や言葉が耳に入ってくることなんだ、学校の授業は、「聴く」の時間と「聞く」の時間があるかな( ^^) _U~~」
「そんな使い方でもいいんだよね。」
「確かに学校の授業では、その二つはあるかもね。ママの小言も聞くにはいるか(*_*;」
「聴くになってほしいけどね( ^^)」
だいぶ聞く・聴くに対しては理解してくれたみたいだね。
じゃあ三つ目の訊くはどんなのでしょうか?
訊くとはどんなこと?
この訊くは、知りたいことや質問したいことを、
尋ねるときに使う言葉です。
相手を理解する為に質問す時につかうきくが「訊く」なんです。
自分の知りたいことだけを質問するのは「訊く」であっても「追及」になるので良くありません。
相手を理解するための「訊く」は自分の関心のあることばかりきくのは良くありません。
相手が話したいことをこちらから「訊く」ことが大切です。
そうすると相手も気持ちよく話ができるので、会話が途切れることもありません。
「相手の枠組みの中で訊く」「自分の枠組みの中だけで訊かない」ことが大切です。
「訊くってけっこう難しいね、僕なんか、「なんで?」「それはどうして」「それどんな意味」なんて自分の知りたいことばかり質問して「訊い」てたよ。」
「子どもはしょうがないよ、好奇心旺盛だし、少しづつ相手を思いやる訊くにしていけば良いじゃない。」
聞く、聴く、訊くがしっかりと理解できれば、「気が利く」子になりそうですね。
大人もこれができれば、気が利く人になるでしょうか?
まとめ
三つの聞く・聴く・訊の説明をしてきました。
それぞれのきくに違いがありましたよね、
文章にする時に注意して使い分けをしていきましょう。