大根の甘根と辛根って聞いたことありますか?
トリセツショウが大根を2倍楽しむ方法をおしえてくれました。 「これは知らなかった!こんなに旨味が詰まっていたものを捨てていた!」 私はそんな言葉を発していました!それくらいこれは役に立つ情報でした(^o^) |
「なに?大根の甘根と辛根って、聞いたことないんですけど。」
上の画像をちょっと見てください、大根の皮から7mm位の厚さの部分て、繊維が違っていませんか?
目次
大根は辛根と甘根がある
外側から7mm〜8mm位の部分が辛根というほとんどの方が捨てている部分です。
そのまま食べると辛くて、苦くて全然食べられません。
みなさんが(私も)食べている部分が甘根というらしいのです。
最初に大根はこの辛根と甘根の2つがあるということを理解してください。
そして、ここからが衝撃の事実です!
大根の辛根、甘味成分は甘根と同じ!旨味成分は甘根以上!
トリセツショウで実験しました。
甘根と辛根のブドウ糖とグルタミン酸(旨味)含有量を比較したんです。
その結果が驚きでした(゚∀゚)
大根、甘根・辛根のブドウ糖含有量の比較
あの辛くて苦い、外側の辛根に甘根と同じ量のブドウ糖が入っているんです!
これは驚きじゃないですか、辛味と苦味がなくなれば美味しくなるということです。
その方法はこれから説明していきますが、もっと驚きの事実があるんです!
次の比較をみてください。
大根、甘根・辛根のうまみ含有量比較
「えっちょっと待って、辛根の方が旨味の量が多いってこと?じゃあその旨味をうまく引き出す方法を教えてくれるのね!」
そうなんです、トリセツショウで辛根を劇的に美味しくする方法を教えてくれました。
大根の辛根をおいしくする方法
いつも捨てている大根の皮、外側から7mm〜8mm
の部分までが辛根といわれるところです。
この辛根の辛味成分をなくし美味しくするには、熱を加える!
100℃になると辛味成分がゼロになるんです!
「あの辛くて、苦い部分が100℃の熱を加えると無くなるの?残るのは、甘みと旨味だけ!これってスゴイね(^o^)そんな料理レシピ教えてくれないの?」
トリセツショウが辛根の料理レシピを教えてくれました!
これは覚えておけば、みんなをびっくりさせることができますよ(^o^)
大根・辛根をおいしくするレシピ
100℃以上になる調理法を使えば辛根がおいしくなるので、
揚げたり、焼いたりすれば今まで捨てていた部分をおいしく食べられます。
では、レシピをご紹介します。
辛根のフリっとのレシピ
材料2人前◎大根の皮(辛根)・・・・2個(4センチ幅の輪切りにした大根の皮)
衣 ★カタクリ粉・・・大さじ1 ★薄力粉・・・・・大さじ1 ★水・・・・・・・大さじ2 |
作り方の手順
1、厚めにむいた大根の皮を2センチ幅に切る2、衣の材料を箸などでざっくり混ぜる
3、切った皮に衣をつける 4、160℃の油で3〜4分揚げる |
「これは簡単!これだけで大根の皮をおいしく食べられるのね(^o^)子供に一度つくってみよ!子供は正直だからね、うまい、不味いはすぐわかるわ。」
そうですね、まずは一度つくってみましょう。
さぁまだまだあります。
辛根(大根の皮)のチヂミのレシピ
チヂミを大根の皮で作るって初めての経験です。
辛味が一切なくなって、甘みと、旨味がでるのであれば、やってみるしかないですね。
ではレシピをご紹介します。
材料◎大根の皮(辛根)・・・・4個(4センチ幅の輪切りにした大根の皮)
◎サラダ油・・・・・・・大さじ2 ◎水・・・・・・・・・・大さじ2 生地 ★薄力粉・・・・・大さじ3 ★かたくり粉・・・大さじ2 ★卵・・・・・・・1コ ★水・・・・・・・大さじ3 1/2 ★鶏ガラスープのもと 小さじ1 ★塩・・・・・・・少々 |
作る手順
1、大根の皮を縦半分に切る2、生地の材料をよく混ぜ合わせる3、フライパンに大根の皮と水を入れ強火で2分半蒸し焼きにする
4、皮を格子状に並べる 5、油(大さじ1)と生地を流し入れる 6、中強火で4分ほど焼き裏返して、油(大さじ1)を加え中火で4分焼く |
トッピングの作り方
◎桜えびトッピング1,桜えび(15g)をフライパンで乾煎りする2,ボウルに白ごま(小さじ2)青のり(小さじ1)塩(ひとつまみ)を入れ桜えびを入れ、全体を混ぜる |
しらすトッピング1,ボウルにしらす(30g)白ごま(大さじ2)万能ねぎ(10g小口切り)を入れ、全体を混ぜる |
和風カレートッピング
1,フライパンにパン粉(大さじ2)を入れ、中火でかるく色がつくまで炒める、カレー粉(小さじ2)を加え炒めあわせる。 2,カレー粉の香りが立ったら、かつおぶし(5g)しょうゆ・みりん(各おおさじ1)を加え全体がバラバラになるまで炒める。 |
「辛根をおいしく食べるレシピ2品いいわね(^o^)これは絶対につくってみる、どんな味がするのかたのしみだわ♪」
辛根ばかりではなく、甘根を使った料理もありますよ、
レンジで簡単にできるので、これもおすすめです。
大根・甘根を使ったレンチン簡単レシピ
レンジで簡単!
『ふろふき甘根』の作り方
材料2人前◎大根・・・2個(4cm幅の輪切り)◎卵・・・・2個
◎生ハム・・(小) ソース ★マヨネーズ・・・大さじ2 ★牛乳・・・・・・大さじ11/2 ★塩・・・・・・・少々 □塩・オリーブオイル少々 |
作り方の手順
1、大根の皮を形成層ごと厚くむき(目安は5mm厚)”辛根”(厚めの皮)と”甘根”(それ以外)に分ける2、甘根をラップで包み耐熱皿にのせ、電子レンジ(600w)で6〜7分加熱
※加熱後はあら熱をとる 3、甘根に塩とオリーブオイルをかけ、生ハムと半熟卵をのせソースをかける ※半熟卵は沸騰したお湯で6分加熱(沸騰してから卵をいれましょう) ※卵が乗りやすいように大根の真ん中を少しくり抜いておくといいです! 卵の代わりにチーズでもOK! 手順3で甘根に塩とオリーブオイルをかけたあと、溶けるチーズ(1枚)をかぶせる。 電子レンジ(600w)で30秒加熱し生ハムをのせソースをかける |
大根の甘根をつかった簡単ふろふき大根、いかがでしょうか?
レンチンでこんなに簡単にできるなら、これは良いですね(^o^)
大根サラダや大根おろしを食べる時に水っぽいって感じたことないですか?
大根の水分を抜けばさらにおいしくなる!
大根の95%は水分なんです!
この水分を抜けば残るのは甘みと旨味です。
信州の伝統食材「凍み大根」氷点下になる冬に1〜2ヶ月天日干しすることで、
水分がほとんど抜けて、甘みと旨味が凝縮!
これってスゴイですよね(^o^)
ただ、自宅で2ヶ月も待ってられないですよね。
そこで、ちょい干しで大根をおいしくする方法を鎌倉の大根料理専門店から教わりました。
大根のちょい干しで甘み、旨味がアップ!
輪切りにした大根を外に天日干しで2時間!
これだけでおいしさアップです。
このちょい干しでおいしく食べられるレシピもご紹介します。
ちょい干し大根の作り方
手順1、大根の皮をむき作る料理に合わせて切る※ちょい干し用の大根を切る際は手洗いをしっかりと行いましょう。
2、切った大根をざるや皿に並べ、2〜3時間天日干しする ※干すのは室内の日当たりの良い場所でもOK! ※季節や天候次第で干す時間はその都度調節しましょう。 オーブンでもOK! 110℃で45分〜1時間加熱 加熱時間は個体差もあるので、都度調節しましょう。 |
「ちょい干し大根〜いいね。甘根を使うわけですね、切る太さは?5ミリ角くらいでいいのね(^o^)」
さぁちょい干し大根ができれば、それをつかって
おいしい料理をつくってみましょう。
トリセツショウでは、「ちょい干し大根のナムル」「ちょい干し大根のシュウマイ」
2つのレシピを教えてくれました。
ちょい干し大根のナムル
材料◎ちょい干し大根・・・100g◎しろごま・・・・・・小さじ1/2
◎塩・・・・・・・・・ふたつまみ(1g) ◎ごま油・・・・・・・小さじ1 |
作り方の手順
ちょい干しした大根に塩とごま油白ごまを加え、全体をあえる。これだけでできあがり。注)つくってから時間が経つと水分が出てくるので、早めに食べましょう。 |
さぁ次は、ちょい干し大根のシュウマイのレシピです!
ちょい干し大根のシュウマイのレシピ
材料(8コ分)◎ちょい干し大根・・・・60g◎片栗粉・・・・・・・大さじ1強
タネ ★豚ひき肉・・・・・・150g ★塩・・・・・・・・・小さじ1/4 ★しょうゆ・・・・・・小さじ1/2 ★ごま油・・・・・・・小さじ1/2 ★大根おろし・・・・・50g ※おすすめは粗おろし |
作り方の手順1、豚ひき肉に塩を入れ、ねばりが出るまで混ぜる。しょうゆ、ごま油、大根おろしを加えよく混ぜる
2、タネを丸め片栗粉をまぶしたちょい干し大根をまわりにつける。 3、蒸し器に丸めたタネを並べ強火で5〜6分蒸してできあがり。 |
「ちょい干し大根でシュウマイっていいわね、ちょっとつくってみよ(^o^)」
過去のトリセツショウも色々と新しい発見をしてくれました。
よろしかったら覗いて見てください(^o^)
過去のトリセツショウ |
まとめ
トリセツショウで大根の辛味の部分(辛根)をおいしく食べる方法を教えてくれました。
辛根は熱を加えると辛味がなくなり、甘みと旨味だけが残るそうです。
今回ご紹介したレシピ2品で辛根をおいしく食べましょう。